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【病院の建築デザイン】設計に関する基礎知識・関連法規・計画ポイント・事例を解説

【病院の建築デザイン】設計に関する基礎知識・関連法規・計画ポイント・事例を解説

病院を建設・開業する際には、まずルールや法令、建築デザインのポイントなど、全体像を把握することが重要です。

そこで本記事では、「長く経営できる病院を建てたい」という方のために、地域医療における中小規模病院の必要性から、医療施設の開業における基本ルールと関連法規、建築デザインのポイントまで詳しく解説します。

横松建築設計事務所がこれまで手がけた病院・診療所・クリニックの設計事例や、建設費用・補助金など多くの方からいただくご質問も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

コラムのポイント

  • 病院を開業する際には、基本的なルールや関連法規、地域のニーズ、建築デザインのポイントなどについての知識を深める必要があります。
  • 病院・診療所・クリニックの経営を成功させたい方は、設計・提案実績が豊富な設計事務所を選びましょう。
  • 「病院を建設・開業したいが、何から始めればいいか分からない」という方は、まず、信頼できる専門家を見つけることから始めましょう。

 

YA+A 横松建築設計事務所の【無料相談】はこちらから

 

「医療機関の倒産が過去最多」今だからこそ中小規模の病院が必要な理由

「医療機関の倒産が過去最多」今だからこそ中小規模病院が必要な理由

総務省の調査で、2024度の決算が赤字だった公立病院は83.3%にも上ります。令和4年度調査では約7割でしたので約10ptの増加です。

(参考:総務省|地方公営企業等決算|令和6年度地方公営企業等決算の概要

深刻な赤字の原因は、インフレによるスタッフの給与・材料費の上昇と、電気代・ガス代などの光熱費とされており、さらに診療報酬が公定価格であることから、賃金・物価の上昇と比例しない点が問題とされています。

(参考:厚生労働省|ご存じですか?あなたの街の病院がいま危機的状況なのを!!

経営が厳しくなる条件は公立・民営ともに共通しており、国の援助が少ない民間医療機関で倒産しているところはコロナ禍以降増加しているのが現状です。

民間医療機関の経営悪化や倒産により、徐々に地域の医療格差が広がっている点も懸念されています。

しかし、医療は地域住民の生活を支える重要なインフラであり、病院やクリニックは地域医療の維持になくてはならない存在です。

そこで重要になるのが、「地域のニーズに合う施設計画」と、「競合他院との差別化」です。

地域住民に求められる中規模病院や診療所、クリニックの中には、独自の取り組みを行い、経営を成功させている事例は少なくありません。

病院開業前に知っておくべき基本ルール

病院開業前に知っておくべき基本ルール

▶︎設計事例:「木造のフレームのリズミカルな木軸と格子のデザインのクリニック」

病院を開業する際に、まずは法的な基本ルールを押さえておく必要があります。

プロジェクトを始める際にまず知っておいていただきたいのが、医療施設の分類です。

医療施設は、医療法に基づき、入院患者を受け入れるかどうかと病床数によって、病院・診療所・クリニックに分類できます。

種類 条件と特徴
病院
  • 病床数を「20床以上」有している施設
  • 傷病者に対して、科学的かつ適正な診療を与えられる施設
  • 建築基準法で「特殊建築物※」に該当する
  • 一定の機能を有する病院※は、人員配置基準・構造設備基準・管理者の責務などに関する規定あり
有床診療所
  • 病床数を「1〜19床」有している施設
  • 病院と比べると、法的な規制が少ない
  • 建築基準法で「特殊建築物」に該当する
無床診療所
  • 病床数が「0床」の施設(入院患者を受け入れない)
  • 建築基準法における「特殊建築物」に該当しないため、病院・有床診療所よりも法的な規制が少ない
クリニック
  • 関連する法律で「クリニック」という用語は存在せず、明確な定義はないが、一般的には診療所と同じ扱いをされる
  • 有床・無床によって診療所と同じ規制を受ける

(参考:厚生労働省|医療施設の類型

※特殊建築物:建築基準法第2条で定める学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店などの建築物を指し、立地条件・構造・防火規制などを受ける

※一定の機能を有する病院:特定機能病院(高度医療を提供する病院)、地域医療支援病院(地域医療を担うかかりつけ医の支援を行う病院)、精神病院、結核病院など

医療施設の建築デザインをする際に、特に注意しなくてはいけないのが「特殊建築物であるか」という点です。

特殊建築物に該当すると、都市計画法で定められる用途地域によって、以下の制限がかかります。

  • 建築できるエリア
  • 延べ床面積や階数の上限
  • 防火規制
 

YA+A 横松建築設計事務所の【医療施設】事例

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病院の建築デザインに関連する法規・ガイドライン

病院の建築デザインに関連する法規

▶︎設計事例:「都賀中央医院ネムの里 外観

病院を建築デザインする際には、いくつかの法令やガイドラインの内容を知っておく必要があります。

関連法令の種類 主な内容

建築基準法

建築基準法施行令

  • 日本国内で新築・改修問わず建築プロジェクトを実行する場合に必ず順守しなくてはいけない法律
  • 主に、建物の安全・防災・衛生などに関する仕様基準を定める
  • 施行令では、建築基準法を運用するためにより具体的な詳細を定める

都市計画法

都市計画法施行令

  • 無秩序な都市開発を防ぎ、計画的なまちづくりを進めることを目的とした法律
  • 主に、用途地域による土地利用や都市施設の整備、市街地開発事業などについて定める
  • 施行令では、都市計画法を運用するためにより具体的な詳細を定める

医療法

医療法施行令

  • 「医療を受ける者の利益の保護及び良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保」を目的とし、医療提供や施設の開設・運用、安全性、提供体制の整備などを定める法律
  • 医療施設の開設については、主に設備基準などを定める
  • 施行令では、医療法を運用するためにより具体的な詳細を定める

消防法

消防法施行令

  • 火災の予防・警戒・鎮圧や被害軽減を目的とし、建物の防火・消防や危険物の取り扱い、消防設備に関する法律
  • 医療施設の開設については、主に建物の防火仕様と消防設備の設置基準を定める
  • 施行令では、消防法を運用するためにより具体的な詳細を定める

水道法

水道法施行令

  • 水道管の施設や管理に関するルールを定める法律
  • 医療施設の開設については、治療に使う水道水の水質や、排水管の勾配・口径などに関する基準を定める
  • 施行令では、水道法を運用するためにより具体的な詳細を定める
 バリアフリー法
建築物衛生法
病院設備設計ガイドライン
  • 一般社団法人日本医療福祉設備協会が作成したガイドラインで、医療法・建築基準法・建築物衛生法を法的根拠としている
  • 医療福祉施設の電気・空調・衛生設備に関するルールを定める
地方公共団体条例
  • 地域特性に合わせたまちづくりを推進するため「まちづくり条例」など、都道府県・市区町村ごとに定める条例
  • 建物の外観デザインなどに関するルールを定める

「建築基準法・バリアフリー法・地方公共団体条例」については、施行令も含めて、主に建物の設計施工に関する内容が主であり、開業者や経営者となる方が必ずしも詳細を抑えなくて良い場合もあります。

ただし、特殊建築物に該当する病院・有床クリニックは、建築基準法で定める内装制限※によって、インテリアデザインに影響が出るため、概略はおさえておく必要があります。

※内装制限:建築基準法における内装制限とは、居室・通路(階段や廊下など)の天井・壁に防火材料として認定された材料を使用することを義務化したルールで、消防法においては建物規模に応じて一定範囲ごとに消防設備の設置を義務付けている

「水道法・消防法・建築物衛生法・病院設備設計ガイドライン」は、施設運用や建物管理に関わる規定も含まれるため、事前に詳細を確認しておきましょう。

病院に必要な部屋・スペース

病院に必要な部屋・スペースの種類

▶︎設計事例:「社会福祉法人 白寿会 特別養護老人ホーム白川園」

医療施設の開設にあたって、土地を探す前に建物のボリュームを知っておくことが重要です。

そのためには、病院にどのような部屋やスペースが必要なのか押さえておきましょう。

空間の種類 内容
診療室
  • 最低9.9㎡以上
    ※法律上の規定はないが、多くの自治体で行政指導の基準として求められるため、開設地の保健所等への確認が必要
病室

【病院・有床診療所の場合】

  • 患者1人につき最低6.4㎡以上
    (療養病床は1室につき4床以下。小児病室については、通常の病室の2/3以上の面積にできるが、1室あたりの床面積は6.3㎡以上)

待合ロビー

  • 最低3.3㎡以上
    ※法律上の規定はないが、多くの自治体で行政指導の基準として求められるため、開設地の保健所等への確認が必要
  • 一部をキッズスペースにすることも可能

ナースステーション

カンファレンスルーム

【病院・有床診療所の場合】

  • 病床数・スタッフ数によって異なるが、ナースステーションとカンファレンスルームを合わせて80〜90㎡が目安

問診室
カウンセリングルーム

  • 初診患者からのヒアリングなどを行うためのスペースで、広さの規定はない
  • 患者の緊張を軽減するために内装デザインや設備を工夫する

消毒室

  • 使用済みの器具を洗浄・消毒・滅菌するための場所
  • 個室が原則で、法的な基準はないが6.6㎡程度が目安

受付

スタッフルーム

バックヤード・倉庫

  • 来院者対応のためのスペースで、事務スタッフが常駐する
  • スタッフルームにはロッカー・脱衣室・休憩室を設ける
  • 入院・夜間救急対応する施設は、仮眠室・シャワー室も必要

トイレ

洗面室

  • 設置数に基準はないが、来院者の快適性を保つための数を確保する
  • スタッフ用・患者用を兼ねることも可能
  • 小児科の場合は子供用トイレ、そのほかの診療科でも、親子で使える多目的トイレを完備するのがおすすめ(原則として各階に1ヶ所以上)

手術室

処置室

  • 広さの目安は、37〜55㎡程度

放射線治療室

X線撮影室

レントゲン撮影室

  • 広さの規定はないが、設置機器の大きさ+作業スペースが必要
  • 治療室・撮影室と操作室を壁・ドア・カーテンで区切るなどの放射線防護対策が必要

廊下

  • 病院(一般病棟・精神病棟など)
    • 両側に居室がある場合:2.1m以上
    • 片側のみ居室がある場合:1.8m以上
  • 療養病棟(長期療養の病棟)
    • 両側に居室がある場合:2.7m以上
    • 片側のみ居室がある場合:1.8m以上
  • 有床診療所(入院施設があるクリニック)
    • 両側に居室がある場合:1.6m以上
    • 片側のみ居室がある場合:1.2m以上※ただし、療養病床を有する診療所は病院と同じ基準が適用
階段
  • 2階以上に病室を作る場合は、直通階段を2カ所以上設置する(エレベーター設置による緩和措置あり)
  • 階段の幅は、内法寸法「1.2m以上」・蹴上「20cm以下」・踏面「24cm以上」とし、手すりを設置する

(参考:医療法厚生労働省|医療放射線の施設設備の構造基準について建築基準法第35条の2

無床診療所やクリニックは、診療科目や想定患者数によって施設規模が大きく変わりますが、入院患者を受け入れる中規模以上の有床診療所・病院は、治療に必要なスペースを全てまとめると「1床あたり75㎡以上」が目安になります。

YA+A 横松建築設計事務所の【医療施設】事例

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病院を開業・建築デザインする際のポイント

病院を開業・建築デザインする際のポイント

▶︎設計事例:「s-clinic」

病院を開業・建設する際には、事前調査の内容や間取り・デザインのポイントを押さえる必要があります。

地域ニーズ・競合施設について調べる

医療施設の建設計画を始める際には、まず地域のニーズと競合となり得る近隣の医療施設について調査しましょう。

調査のポイントは以下の通りです。

  • 地域住民の年齢層割合
  • 地域住民がどのような医療施設を求めているのか(入院治療・外来医療・在宅医療、診療科の種類と規模)
  • 介護・福祉との一体的な提供が求められているか
  • 地域に開放するスペースは必要か(ホールや屋外空間など)
  • 同じ診療科の医療施設はどのくらいあるか
  • 競合施設と距離はどのくらい離れているか
  • 競合施設が特殊なコンセプト・サービスを設けているか

矢印

【地域特性を踏まえた計画例】

  • 高齢の方が多いエリアでは、訪問診療や地域包括ケアシステム※を実現できる福祉機能も取り入れる
  • 子育て世帯が多いエリアでは、産婦人科・小児科などのニーズが高く、ホールや広場など施設の一部を地域に開放するなどの工夫も必要
  • 駅前など、ビジネスマンや学生が多い地域では、総合内科や歯科・口腔外科、整形・形成外科などのニーズが高い

 

※地域包括ケアシステム:高齢者に対して、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一括提供できる複合的なシステムで、市町村単位で導入を進めている(詳しくは「地域包括ケアシステムについて|福祉施設との関連」をご覧ください)

(参考:厚生労働省|地域包括ケアシステム

このように、地域特性にあった開業計画を立てることこそ、経営を長く継続するための重要なポイントです。

既に敷地が決まっている場合は、競合となる近くの医療施設についてリサーチしましょう。

  • どのような診療科目で特殊治療を行っているか
  • 独自のコンセプト・サービスを打ち出しているか
  • 患者の属性(年齢層など)はどのようになっているか

診療科目ごとの違いを知る

診療科目ごとに間取りやデザインのポイントが異なります。

診療科の種類 間取り・設備のポイント

総合内科

  • 風邪やインフルエンザの患者が多く訪れるため、待合室を広くして感染患者をその他の患者を隔離できるようにする

呼吸器内科

循環器内科

  • 検査が多いため、待合室・診察室・検査室の動線をできるだけ短くする
  • 感染拡大に配慮し、換気・空調面での工夫や、隔離室・クリーンルームを整備する
心療内科
  • 大掛かりな診察台や設備は不要だが、秘匿性が高いため、個別でカウンセリングできるスペースが複数必要
  • 患者同士ができるだけ顔を合わせない動線に配慮する
  • 患者の事故を防ぐために、監視カメラを設置する

神経内科

脳神経外科

  • レントゲン・CT・MRI・血管撮影など、大掛かりな検査機器が必要なので、検査室は広いスペースを確保する
  • 検査が多いため、待合室・診察室・検査室の動線をできるだけ短くする
  • 検査機器の入れ替えが多いため、搬入出の動線も考慮する

整形外科

形成外科

  • 移動がスムーズではない人や、車いす・松葉杖を利用する人が多いため、コンパクトな動線にする
  • 駐車スペースを多めに確保し、車寄せを設けるのが望ましい
  • 介助者が付き添うケースが多いため、待合室を広めに確保する
産婦人科
  • 産科・婦人科の診察室を分ける(患者のプライバシーへ配慮)
  • 受付・診療室・検査室の動線をコンパクトにする
  • 産前産後ケアのためのスペースがあるかどうかで他院との差別化が可能
  • 24時間体制になるため、スタッフの休憩室・仮眠室を広めに確保する
  • 深夜来院者用の出入り口は診察室と近くする
  • 駐車スペースを多めに確保し、車寄せを設けるのが望ましい
小児科
  • 室内デザインを「かわいい・楽しい・優しい」コンセプトにする
  • 子ども用トイレ・多目的トイレ・ベビーカー置き場所・授乳ルーム・おむつ替えコーナーなどを整備すると他院と差別化が可能
皮膚科
  • 患者数が多いため、待合室は広めに確保する
  • 子供の患者も多いため、キッズルーム・子ども用トイレなどを備える
  • シミ・ニキビ・しわ・たるみの対策や、美肌カウンセリングなど、審美皮膚科も兼ねる場合は、カウンセリングルームが複数必要
眼科
  • 目が見えづらい患者でも分かりやすいシンプルな動線にする
  • 検査のみの人も多いため、検査室と診察室を分けると、患者の回転率が高くなる
  • 目への刺激を抑えるために照明の照度(明るさ)を抑える
  • コンタクト診療をする場合は、装着指導などができる広めの洗面室が必要
耳鼻咽喉科
  • 患者数が多い傾向があるため、待合室は広めに確保する
  • 他の診療科目よりも大掛かりな機器が少ないため、検査室・診療室をコンパクトにできる
泌尿器科
  • 診察室・検査室・処置室を分ける
  • 秘匿性が高いため、患者のプライバシーを重視し、診療室までの動線で他の人と会わないように配慮する
歯科
  • 大きな検査機器を設置するスペースが必要
  • 患者数が多い傾向があるため、待合室は広めに確保する
  • 小児歯科を兼ねる場合は、大人の診察スペースと分け、緊張をほぐす内装デザインに配慮する
療養病棟
緩和ケア病棟
  • 患者の尊厳を保つために、病室は広めに取る
  • 病室とは別に、家族との時間を過ごせる個室を用意する
  • 趣味を楽しめるなど、自宅と近い生活環境を整える
  • 長時間病室で過ごすため、外の景色を眺められる計画にする

コンセプト・サービスの内容を検討する

総合内科や歯科、皮膚科、眼科などは競合が多く、一般的な治療・診療を行うだけでは競合に打ち勝てない可能性があります。

そのため、病院経営を安定させたい方は、独自のコンセプトやサービス内容を検討し、多少遠くからでも患者に選んでもらえる施設づくりを意識しましょう。

また、離職防止や人材確保の観点からも、スタッフがしっかり休息できる休憩室、看護師の負担を減らす動線なども重要です。

独自のコンセプトやサービスを取り入れる際には、地域住民の年代やニーズに合わせることが重要です。

  • 専門性の高さ(他院では対応できない特定分野の治療)

  • 診療時間・曜日による差別化(夜間・休日・救急診療)

  • 患者用アプリ・システムの導入(オンライン予約やWEB問診、通院歴のチェックなど)

  • 患者の属性(女性・男性・小児限定)
  • 独自サービス(カウンセリング・外国語対応・完全個室診療・医療ローンとの提携・福祉や介護サービス)
  • おしゃれで個性的なデザイン(内装・キッズフレンドリー・木造)

  • 地域への貢献性(定期イベントの開催・施設の一部を地域へ開放)

 

ゾーニングする

病院の建築デザインにおいて、空間をジャンル別に分けて配置を検討するゾーニングはとても重要です。

「患者さん・スタッフ・付き添いやお見舞いの人」がそれぞれ利用する空間をグループ分けして、その中で最短の動線になるように配置計画を検討する必要があります。

間取りの大枠を決める際には、以下のポイントに注意しましょう。

  • 「受付→待合室→診療室・検査室」の動線がわかりやすいか
  • 「バックヤード・備蓄庫↔︎診療室・検査室」で行き来しやすいか
  • スタッフと患者・付き添いやお見舞いの人の動線が混線しないか
  • 感染症の蔓延を防ぐために、感染者と非感染者を隔離できるか
  • 上足・下足をどこで切り替えると受付が混み合わないか
  • 患者のプライバシーを確保できるか

 

スムーズな動線を検討する

病院の間取りを検討する際に、スムーズな動線はスタッフの業務効率や患者の回転率、ひいては収益性に影響します。

効率的な動線にするためには、以下のポイントを押さえる必要があります。

  • スタッフ・患者・付き添い人の動線を分ける

  • 待合室から診察室・検査室への動線は最短かつシンプルにする
  • 受付・スタッフルーム・バックヤード・診療準備室などはまとめて、相互でスムーズに行き来できるようにする(裏動線を設ける)
  • ストレッチャーや車椅子が往来できるように、通路は曲がり角をできるだけ少なくする

 

安全性に配慮する・死角を作らない

病院には、体調が優れない人や体を思うように動かせない人が多く訪れます。

そのため、一般的な公共施設以上に安全性を重視する必要があります。

病院は、普通の人であればつまずかないような小さな段差でも思わぬ事故につながる可能性があるため、完全バリアフリーが基本です。

また、院内のサイン(看板)を分かりやすくすることにより、年齢・身体状況を問わず、スムーズな移動が可能になります。

スタッフが常に患者の状況を確認できるように、死角を作らないことも重要なポイントです。

採光・通風・換気の計画を検討する

「怖い・暗い・空気が重い」イメージの病院は、地域住民から親しまれる医療施設になりません。

そのため、設計の際には採光計画にもこだわりましょう。

待合室に窓を多く設置すると、外から院内の様子をうかがえて、初診の方でも安心して来院できます。

ただし、待合室全てが外から見えると、プライバシー保護の観点で居心地の悪さを感じる方もいるため、メリハリが重要です。

感染症患者を扱う診療科の場合は、受付や待合室など人が多く滞在する場所に開閉できる窓を取り付けて通風を取り込みましょう。

感染対策になるだけではなく、心地良い自然風により快適な空間をつくれます。

夏・冬などの季節は窓を開放すると空調効率が下がるため、換気計画にも配慮することも重要です。

デザインにこだわる

病院は一昔前まで無機質な印象の建物が主流でしたが、近年は木造・木質内装を取り入れるなど、デザインにこだわった事例が増えています。

病院を訪れる人は、緊張・不安を抱えている人が多いため、少しでも気持ちを和らげる内装デザインを取り入れましょう。

また、記憶に残る外観デザインにすると、施設の認知度が上がり、いざという時の頼れる場所になり得る点もポイントです。

  • 緊張感を和らげるナチュラルな雰囲気の内装デザインにする
  • 子どもが楽しくなるような遊び心をプラスした内装デザインにする
  • 圧迫感を感じやすいビビッドカラーや個性的な内装を避ける
  • 屋外の緑や観葉植物が目に入る開口計画や配置計画にする
  • 心が穏やかになる間接照明を取り入れる
  • 高級感がありラグジュアリーな空間にする
  • 街のシンボルとなりようなオリジナリティがある外観デザインにする

 

地域貢献を目的に施設の一部を開放する

地域住民に親しまれる医療施設にする方法として、建物の一部を開放している事例が増えています。

具体例は以下の通りです。

  • 街の人が集う屋外広場や公園を併設する
  • 駐車場の一部を時間貸しパーキングとして開放する
  • 建物に薬局やコンビニ、カフェを併設する
  • 病院のホールを地域イベントのスペースとして開放する
  • 病院の外部を公園やビオトープ※として開放する

 

※ビオトープ:動植物が生息できる人工的に作られた空間を指し、小川や林、茂み、丘などで形成される

 

ただし、地域貢献のためのスペースを確保すると、医療行為のスペースが減って収益性が下がるリスクがあるため、綿密なシミュレーションが必要です。

 

病院・診療所・クリニックの設計事例

横松建築設計事務所では、これまでに多くの病院・診療所・クリニックの設計を手掛けてきた実績があります。

その中から一部の事例を抜粋して設計ポイントを紹介します。

クリニック併設住宅

▶︎設計事例:「勝田デンタルクリニック」

こちらは1階に歯科クリニック、2・3階に住居を併設した事例で、クリニックのエントランス奥に住居用玄関を設けました。

内装デザインはナチュラルカラーと木目で統一し、軽やかな天井の木製ルーバーによって、圧迫感を軽減しています。

診療室はプライバシーに配慮して治療中の患者さんが外から見えないようにしつつも十分な採光を確保できる計画にした点もポイントです。

「医療+癒し」がコンセプトのクリニック

医療と癒しの両立をコンセプトにした施設

▶︎設計事例:「はなはた羊救急クリニック」

こちらは、「医療と癒しの融合」をコンセプトとした3階建ての医療施設です。

1・2・3階で空間用途によってインテリアデザインのテイストを変えました。

入院患者とお見舞いにきたご家族が集える屋上庭園には、犬と触れ合えるスペースも設け、他の医療施設では体験できない時間を共有できます。

街のシンボルとなるクリニック

シンボリックな外観のクリニック

▶︎設計事例:「白河の歯科クリニック」

こちらは、外観デザインが特徴的な歯科クリニックの事例です。

遠くからでもその存在が分かり、記憶に残るデザインにこだわりました。

前面がガラス張りですが、大きな木目の格子が、室内への採光を確保しながらも、外からの視線を適度に妨げます。

街に開かれた病院

街に開かれた病院

▶︎設計事例:「栃木県の病院」

こちらは、地域の医療を支える総合中核病院の事例です。

院内の閉塞感・圧迫感を抑えるために、ガラス張りの外観で統一し、街に開かれた施設を目指しています。

屋外には、入院患者や街の人が利用できる丘と公園を併設し、機能的にも地域における重要な役割を担っている点もポイントです。

YA+A 横松建築設計事務所の【医療施設】事例

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病院の建築デザインに関する「よくあるQ&A」

病院の建築デザインに関する「よくあるQ&A」

▶︎設計事例:「栃木の幼老及び障がい者の複合施設」

ここでは、医療施設の開業や設計について多くのお客様からいただくご質問を紹介します。

Q.病院を建てるのにいくらかかる平均費用は?補助金は使える?

A.診療科目・病床数の有無・施設の規模によって建設コストは変わりますが、一般的な診療所・クリニックで「40〜50万円/㎡」、大規模な病院は「41万〜45万円/㎡」が相場です。

ただし、この費用には土地購入費用、機器・什器の購入費用、その他特殊医療にかかる設備、求人・広告宣伝に係る費用は含まれません。

ちなみに、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の調査によると、2024年度の病院建設単価は「44.2万円/㎡(前年度比+3.1万円)」です。

病院の開業資金は「1.5億円以上」かかり、自己資金は「2〜3千万円」ほど用意するケースが一般的とされています。

昨今の資材高騰により上昇傾向にあるため、正確には見積もりが必要です。

なお、医療施設の開業にはいくつかの融資制度や補助事業を活用できるので、事前に対象要件などを確認しておきましょう。

  • WAM助成独立行政法人福祉医療機構(WAM NET)による融資制度)
  • 医療施設等施設整備費補助金(へき地医療の確保や臨床研修医の研修環境の充実等を図ることを目的とした厚生労働省による補助金事業)
  • 臨床研修費等補助金(公私立の大学附属病院や臨床研修病院を対象とした厚生労働省による補助金事業)
  • 働き方改革推進支援助成金(生産性向上・時間外労働の削減・年次有給休暇や特別休暇の促進に向けた環境整備に取り組む中小企業を対象とした厚生労働省による助成金事業)
  • 中小企業新事業進出補助金(既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出にかかる設備投資などを対象とする経済産業省中小企業庁による補助金事業)

Q.病院開業までに必要な期間はどのくらい?

A.病院・診療所・クリニックの開業までには、リサーチから基本構想、法チェック、設計・施工、引き渡しまで2〜2.5年程度かかる場合が一般的です。」

ただし、中規模以上の医療施設を建設する場合は、敷地選定だけで1年以上かかるケースは珍しくないため、3年以上余裕を持ったスケジュールにすることをおすすめします。

補助金・助成金を利用する場合は、その申請締め切り時期から逆算することも重要です。

Q.病院の建築デザインを依頼する設計事務所を選ぶポイントは?

A.医療施設の設計には、他の建物とは異なるルールが多数あるため、まずは実績があるか確認する必要があります。

医療施設の設計を依頼する設計事務所を選ぶ際には、以下の点を重点的にチェックしましょう。

  • 検討中の建築プロジェクトと似ている設計実績があるか
  • 医療施設に関する専門的な知識が豊富か
  • 土地探しからサポートできるか
  • 補助金・助成金や融資制度、税制優遇に関するアドバイスをできるか
  • 投資家や地域住民に建物の魅力を伝えるプレゼン能力があるか

これらのポイントを1つでも多く設計事務所を選ぶことにより、より病院経営の成功率が上がります。

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病院・クリニック・医療施設の建築設計

ポイント

横松建築設計事務所は、国内外問わず、医療・福祉・介護施設や保育・教育施設、商業施設、オフィス、住宅と幅広い用途の建築設計を手掛けてきた実績があります。

土地探しや補助金の調査・提案・申請サポート、WAM助成※の活用実績も豊富で、建て替えに伴う老朽度診断・耐震診断も行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

※WAM助成:厚生労働省が所管する独立行政法人福祉医療機構(WAM NET)が運営する民間福祉活動への助成(融資)制度

まとめ

環境に配慮した建築設計は横松建築設計事務所へお任せください

病院を開業する際には、基本的なルールや関連法規、地域のニーズ、建築デザインのポイントなどについての知識を深める必要があります。

病院・診療所・クリニックの経営を成功させたい方は、設計・提案実績が豊富な設計事務所を選びましょう。

設計監理業務に加えて、土地探しや補助金・助成金の調査・提案・申請サポートが可能な会社がおすすめです。

「信頼できる設計事務所を見つけたい」「建築プロジェクトをどのように始めればいいか分からない」という方は、まず専門家へご相談ください。

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ミッション

僕たちのミッションは『すべてのクライアントに後悔のない建築を届ける』事です。

・洋服→試着ができる
・食品→試食ができる
・車→試乗ができる

上にあげたものと比べて圧倒的に『建築』は高価です。
ですが試しに作ってみることができません。

『建築』は一回勝負です。

なので、失敗してもやり直すことができません。
一回で満足の行く建物が出来るように計画して遂行する必要があります。
お客様のプロジェクトが確実に成功するようにYA+Aは常に全力で取り組んでいます。

建築が出来るまでには複雑に絡み合う大量の要素があります。
まずはそれらをシンプルになるように各フェーズごとに切り分けます。

①土地を探す
②土地に対してプランニングをおこなう
③資金計画、スケジューリングをする
④設計・デザインをする
⑤補助金等が使えるかどうか確認する、融資の手続きをする
⑥建築許可等各種申請をする
⑦トータルでのブランディングをおこないかかるコスト以上の価値を建築につける
⑧施工会社選定・入札サポート・コスト管理をおこない建築コストを予算内におさめる
⑨施工監理をおこない建物クオリティを保ち完成させる

簡単に書き出すと上記の項目が挙げられます(細分化するとキリがないくらいの量になりますのでこのくらい大まかにしておきます。)

これらを一つ一つ丁寧にクリアしていくことでお客様に安全で性能を担保した建築を予算内で計画した期間内で完成させます。
そして建築に支払ったコスト以上の価値を付加します。

YA+Aは100棟以上の建物を企画・設計・監理してきました。
エリアは日本では関東を中心に東北、関西、九州に実績があります。
海外では中国で9999㎡の巨大な宿泊施設と幼稚園、スポーツジムの複合施設の設計・監理の実績があります。
小規模〜大規模の様々な建築を全力で設計・監理してきました。
土地探しからお役に立てるように不動産知識、ネットワークの向上に常に努めています。
最適なプランニングをおこなうために調査・検討を怠りません。
計画が滞らないよう時間・お金に対する計画は常にプランニングと連動させ確認しながら進めています。
性能・デザイン・コストを意識しながら設計をしています。
補助金等を使用して資金的に有利に建築を進められるようにコンサルティングをしています。
建築をするために必要な各種申請をスムーズにおこないます。
お客様が支払う建築コスト以上の価値が出るようにブランディングのお手伝いをしています。
建築コストを予算内かつコスパよくするために、施工会社選定・入札サポート・コスト管理を徹底的におこないます。
建物が合法的でクオリティの高いものになるように様々な監理をおこなっています。

お客様の建築を『成功』させるために必要なあらゆる項目をYA+Aスタッフ全員が全力でお手伝いさせていただきます。

以下にYA+Aが建物を設計する際に大切にしていることを書かせていただきましたので是非読んでいただければ幸いです。

YA+Aに相談する

設計事務所の仕事内容はお客様からすると、何をしてくれるのだろう?と分かりづらいかと思います。
YA+Aは設計、デザインはもちろんですが、資金計画や入札管理等のお金の事、工事監理による建物クオリティに関する事、プロジェクト全体のスケジュール管理、それ以外にも土地の事など建築プロジェクトの最初から最後までお客様のサポートをさせていただいております。
YA+Aの仕事について25分程の動画をつくりました、是非ご覧ください。

YA+Aについて

1981年創業の設計事務所です。
医療、福祉、こどもの建物、店舗、住空間など様々な建物の設計経験の蓄積があります。 長い経験に基づいた多数の建築、メディア、講演等、多彩な実績を持つ会社です。
また2008年から取り入れたBIM(3次元設計)のベテラン(業界トップクラス)でもあります。BIMの技術を活用してわかりやすくきめの細かい設計サービスを提供しています。
東京、栃木、新潟の3拠点をベースに21名のスタッフで『全てのクライアントに後悔のない建築を』をテーマに日々、設計、デザインの技術を研鑽しています。
お客さまが建築に投じる多額の投資を一番効率的かつ満足度の高い形で実現させる事を一番に設計・監理を行う会社です。

様々な媒体に掲載、全国各地で講演しています

雑誌、WEB記事、教育用ムービー、ラジオ等様々なメディアにて取り上げていただいております。
また、教育機関にて学生の教育や全国各地で建築のプロ向けの講演会でお話しさせていただいております。
これまでの雑誌掲載一覧

お客様の建築を満足して完成するためのYA+Aのサポート内容

建築を本当に満足して建てるためには様々な要素が関係しますが、その中で特に重要なものが以下になります。
・デザイン、設計
・資金計画、コスト管理
・施工クオリティ、スケジュール管理
上記のバランスが取れた状態でお客様のプロジェクトが進むようにYA+Aは様々なフェーズでサポートさせていただきます。

YA+Aは不動産業の登録をしています。
不動産取引の知識+建築設計のノウハウを活かし一人一人のお客様の要望(予算、エリア、面積、建物用途etc…)にあわせて最適な不動産をお探しします。 また、不動産を探すだけでなく、その土地にどのようなボリュームの建物が建てられるかの検討を一級建築士がおこない「土地」+「建物」の資金計画をご提案します。 一般的な不動産会社では提供していないサービスを含んでいますが仲介手数料は一般的な不動産会社より安価な「消費税抜きの土地の価格×2%」とさせていただいております。

敷地情報及び施設規模等のご要望をもとにラフプランを作成しスケジュール、概算の建築費を算出いたします。
設計の初期段階から資金計画、工程計画を意識して進めることによってお客様の計画実現を徹底的にサポートします。

初期プランニング提出物
①建築プラン
②概算資金計画書
③工程表

上記3点を打ち合わせ毎に提出し資金計画、スケジュールを間違いの無いように進めていきます。

建築をお客様の理想の建物に近づけるためには、お客様と設計事務所のイメージを間違うことなく共有することが必要です。
高い精度でイメージ共有するために(BIM)3Dデータを用い様々な角度から提案、確認をさせていただいております。
視覚的に打ち合わせすることによってお客様にわかりやすく提案することに加え、提案に対してお客様からのご意見もいただきやすくなります。
BIM(3D)ベースの打ち合わせによって提案を磨き上げ理想の建築を目指すことをお約束します。

土地の条件や建物の規模によって適切な工法は違います。YA+Aではお施主様のご要望や土地の条件、予算等をもとに適切な工法を提案させていただきます。 建具やその他材料も一般的な既製品だけでなく様々な物を選択の視野にいれてお施主様の理想の施設を目指します。

自由な工法の一例
・構造は在来木造、SE構法、鉄骨造、鉄筋コンクリート造その他様々な工法に対応可能です、もちろん構造計算によって安全性を担保します。
・左官や無垢材、塗装にマニアックな材料も安全性を考慮の上選択肢に。
・イベントを兼ねた自主工事などお客様のご希望に沿うことができます。

その他ご希望があれば遠慮なくご相談ください。

法人様が各種公募に参加するための各種図面、建築費等の資料作成、事業計画、プレゼンテーション資料作成などのお手伝いをいたします。
3Dパースや動画等で審査員に計画内容をわかりやすくお伝えします。
期間が短い場合でもなるべく対応させていただきますので、できる限り早めのお声掛けをお願い致します。
園舎、障害者施設、高齢者施設等の公募サポート当選実績があります。

各種補助金申請のための図面、資金計画、申請書類等の作成のお手伝いを承っております。
期間が短い場合でもなるべく対応致しますので、できる限り早めのお声掛けをお願い致します。
園舎、高齢者施設、障害者施設、事業再構築補助金、WAM融資の実績があります。
建て替えの為の老朽度診断、耐震診断のお手伝いもいたします。
お客様の案件ごとに補助金をお調べいたします。

お客様の建物のクオリティを保つため、建設会社が実施設計図面の通りに工事しているか、工程に遅れが出ていないか、様々なことをチェックします。
建物が完成した後、実施設計図面通りに出来ているか、ミスは無いか検査を行います。
各種法令に対応するように確認をおこない、役所や消防、その他の行政検査の手続き、立ち会いをおこないます。

お客様の建物が適正な価格で建てられるように、コスト管理を行います。
作成した図面をもとに、施工会社の入札管理、見積り内容のチェックをおこない、施工会社の選定のお手伝いをします。(お客様のお付き合いのある施工会社での施工も可能です。)
また、予算内に建築がおこなわれるように入札以外にもVE、CD等各種調整もさせていただきます。
設計するだけでなく、施工費がお客様の予算内で収まるように調整することを大切に考えてプロジェクトを進めさせていただきます。

お客様の理念を形にした建物だけでなく、トータルで一貫したロゴ、WEB、ムービー、パンフレット等のリブランディングのお手伝いもお受けいたします。
設計で作成する3Dはムービーとして施設完成前にもWEB等で集客、求人アピール等にご活用いただくことができます。

WEBサイトデザイン

建築以外でもトータルでお客様のビジネスの『見た目』を整えます

ビジネスにとっての「見た目」はオフィス、インテリア、WEBコンテンツ、パンフレット、広告、zoomの背景などなど。
これらをバランスよくデザインし、整える事であなたのビジネスがより「正しく」お客様や求職者に興味を持ってもらう事ができるようになり、より「正確に」あなたのビジネスの中身を理解してもらう回数を増やします。
そのように整えた見た目は集客、求人を強化することができる、会社にとっての「資産」になると考えています。
+Aは実際に設計事務所、WEBコンテンツ販売事業、福祉事業を経営しながら培った集客、求人のブランディングスキルを活用し一貫性を持ってオフィス、インテリア、WEBコンテンツ、パンフレット、広告までトータルブランディングをおこない、あなたの会社の「見た目」を「資産化」させるためのクリエイティブチームです。
WEBサイトデザイン
ロゴデザイン
パンフレットデザイン
オフィスデザイン
SNSアカウントデザイン
看板デザイン

適切な構造選び

構造は重要です、耐震性、安全性はもちろんですが、コストに対しても影響が大きいので環境や経済状況に合わせて適切な構造方法を設計しないと建設計画に支障をきたすことになります。
木造は一番安価なイメージがありますが、特殊な条件下では鉄骨造より高コストになる場合もありますし、一番高価に思われる鉄筋コンクリート造がベストな選択になる条件もあります。
YA+Aでは様々な工法に対応しています。
お客様の目的に対して適切な強度を保ち、コストパフォーマンスの良い構造を提案させていただきます。
また、経験豊かなスタッフが品質を保つために適切な監理をおこないます。
以下に各構造の工事の流れを簡単にまとめた動画を設置していますのでイメージの助けになれば幸いです。
お問い合わせ

・定期報告について

・営繕コンサルティングについて

・耐震診断について

・老朽度診断
建物の建て替えの際に老朽度診断が必要になる場合があります、建物検査の上診断書を提出させていただきます。

各種業務お気軽にお問合せください。

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打ち合わせ

建物を設計する上で『打ち合わせ』は一番大切と考えています。
図面、パース、3D、資金計画、スケジュール、etc..大量の情報をお客様と共有できないと設計を満足いただける形で仕上げることはできません。
YA+Aでは対面はもちろんZOOM等のリモート会議でもイメージ共有を万全に取るために、様々な資料を共有してメモを入れながらお客様に説明をしています。

※BIMは建物を失敗しないために絶対必須のツールです。

お客様が建物を建てるために支払う金額は決して安いものではありません。
私たち設計事務所の仕事はお客様が支払う対価を出来る限りお客様の理想の建物に近づけることです。
そのためには先ずお客様と設計事務所のイメージを間違うことなく共有することが必要です、このイメージ共有がうまくいかないまま建物の設計、施工を進めてしまうとお客様にとって思いもよらぬ建物が出来てしまうというトラブルの可能性があります。
横松建築設計事務所ではお客様とのイメージを高い精度で共有するためにBIMデータを用い様々な角度から提案、確認をさせていただいております。
設計初期からBIMを用い視覚的に打ち合わせすることによってお客様にわかりやすく提案することに加え、提案に対してお客様からのご意見もいただきやすくなっています。
BIMベースの打ち合わせによって双方の案によって提案が磨き上げられていくことはBIMによる設計の特徴の一つです。

BIMについて詳しく

全国対応可能です

YA+Aは様々なテクノロジーを活用してエリアの制約を受けることなくクライアントの建築にコミットしたいと考えています。
もちろんFACEtoFACEの打ち合わせは一番わかりやすいですが、社会情勢や距離を鑑みてバランスよく適切なコミュニケーションを提案していきます。
WEBミーティングの画面共有とBIMは相性抜群で、建物の形状を共有しながら打ち合わせをおこなうことが可能です、ミーティングを密に繰り返すことで建築デザインをクライアントの理想に近づけていきます。
また、東京・大阪・福岡・鹿児島・熊本・広島・栃木を結ぶ建築家のネットワークによって建物のデザイン・設計・監理をエリアを問わず対応することが可能です。

WEBミーティングについて

会社概要

株式会社 横松建築設計事務所
代表者:一級建築士 横松邦明
設立:1981年
資本金:22,100,000円
事務所登録:一級建築士事務所・東京都知事登録第62130号
栃木県知事登録第A-ト1130
管理建築士:横松宏明 一級建築士 登録第123630号
社員21名(一級建築士9名、二級建築士5名、宅地建物取引士1名、木造耐震診断講習修了者3名、栃木県震災建築物応急危険度判定士2名、建築積算士1名、福祉住環境コーディネーター二級1名)

様々な分野のプロフェッショナル集団 横松建築設計事務所

東京オフィス
〒120-0036
東京都足立区千住仲町19-6和光ビル402号室
TEL 03-5284-7106

宇都宮オフィス
〒320-0843
栃木県宇都宮市花園町4-1
TEL:028-635-7226

新潟オフィス
〒940-1105
新潟県長岡市摂田屋1丁目10番25号

Q&A

これまでお客様からいただいた『質問』をまとめました。
以下にまとめた以外にも『設計』はわかりづらいことが多いと思います、一つ一つわかりやすく説明させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

  • 仕事の進め方について
  • お金について
  • スケジュールについて
  • 工事について
  • 工法について

仕事の進め方について

特に準備は不要ですので、お気軽にお問合せください。
メールでも電話でも大丈夫です。
雑談レベルで会話をしながらお話を伺って形にしていきます。
コミュニケーションの中でお客様の建物にとって必要な情報を抽出して建築案に反映させていきます。

問題ありません、まずサンプル写真でお好みをお伺いします。
また、建物の用途にあうデザインをご提案させていただきます。
提案するデザインは3Dで隅々までわかりやすくお見せします、関係者の方々にも共有しますのでわかりやすく、共感性のあるデザインをお約束します。
また、デザインは納得できるまで調整いたしますので、最初はよくわからなくても最終的には精度の高いデザインが実現するようにサポートいたします。

3Dでわかりやすく提案しています。
お時間をとって申し訳ありませんが、こちらの動画を見ていただけると僕たちの提案のわかりやすさを体験することができますので是非ご覧ください。

建築は様々な要素が複雑に絡み合ってできています。
・デザイン性
・安全性
・利便性
・経済性
・資産性
・スケジュール
掘っていけばいくらでも項目は挙がります。
例えば今挙げた項目を全て満たす建築。
デザインがよく、安全で、便利で、長持ちして、利益を産む建物を予算内で望み通りのスケジュールで仕上げる。
これらは全てが重要なものですが、相反することもあります。
なので、全部100点満点にすることはほぼ不可能と考えています。
最上のバランスでお客様の要望を具現化するために。
・デザイン⇨BIM(3D)を最大限に活用し見える化した上で確認しながら進める。
・安全性⇨構造、耐火、視認性、水害対策、防犯性、様々な要素を検討する。
・利便性⇨様々な視点から見た動線、使い勝手、効率性を合理的に検討する。
・経済性⇨上記の内容をクライアントの予算内におさまるようにコスト検討。
・資産性⇨メンテナンス性、陳腐化しないデザインで資産価値の落ちにくい設計。
・スケジュール⇨竣工までに必要な項目を全て把握しスケジュールを管理する。
当たり前のことに聞こえますがこれらを総合的に検討しながらお客様の建築を成功と言えるものに導くことが僕たちの仕事だと考えています。
まとめますと、様々な要素をお客様の納得がいくバランスになるまで繰り返し調整していきますので、ご満足いただける状態にできると考えています。

設計ミーティングは1,2週間に1回のペースでおこないます。
場所は東京オフィス、宇都宮オフィス、ZOOMのいずれかでおこないます。
図面、3D、資金計画、スケジュール表を共有しながら、建物を完成させるために様々な打ち合わせをおこないます。
また、案件専用のチャットグループを設けこまめに連絡を取りながら設計を進めていきます。
ベースは1,2週間に1回のペースでのミーティングですが適宜状況に合わせて様々な話し合いをしています。
現地でのミーティングは必要に応じてお伺いさせていただきます。

4分程度の動画にまとめておりますのでお時間をいただいて申し訳ありませんが見ていただければと思います。

昨今ZOOMが普及したことにより、これまで移動に使用していた時間がお客様のための設計時間に当てることができ、より高いクオリティの仕事ができるようになりました。
とてもありがたいことです。

確かに複雑に思えますが、なるべく簡単な使い方をしていますし、弊社スタッフが設定、レクチャーをがんばらせていただきます。
過去にツールを使うことができなかったお客様はいませんのでご安心ください。

ツールが入った端末をお貸出(無料)できますので問題ありません。モニターに図面や3Dを映して一緒に画面を見ながら打ち合わせをしています、3Dだけでは質感がわかりづらいのでカタログやサンプルをご用意して触っていただきながら打ち合わせをしています。 お気軽にご相談ください。

モニターに図面や3Dを映して一緒に画面を見ながら打ち合わせをしています。
3Dだけでは質感がわかりづらいのでカタログやサンプルをご用意して触っていただきながら打ち合わせをしています。

月2回程度の定例会議にて進捗報告や設計変更、仕様確定などの打ち合わせをしています。
それ以外にも分科会として様々な打ち合わせをしながら工事を監理しています。

簡単なイメージとしては3Dで建物を設計することです。
様々なメリットがありますが一番はお客様にわかりやすく設計を伝えることです、イメージを共有しながら設計を進めることが一番大切なことだからです。
詳しくは下記のページを見ていただけるとよくわかると思います。
https://www.yokomatsu.info/bim/

たくさんのお客様よりご感想をいただいています。

YA+Aは創業の1981年より沢山の建物の設計監理に関わってきました。
以来今日まで、近江商人の「三方よし」(売り手よし・買い手よし・世間よし)の精神・・・いわゆる「お客様の満足・利益、社員家族の生活の安定、社会への貢献」を社是として邁進して参りました。
お客様に満足していただくことはもちろんのこと、一歩進んで社会貢献が出来てこそ自分たちの存在意義がある、という理念のもと、すべてのお客様の満足の先に大らかで豊かな社会の実現があることを信じ、私たちは、真摯に、愚直に、目の前の仕事一つひとつと向き合って参りました。
お陰様で、一人ひとりのお客様とのご縁がさらに新たな出会いへと繋がり、これまでご縁のあった多くの皆様が、現在の私たちを支える大きな力となっていることを実感しています。

YA+Aに相談する

  • 太陽の感じることのできる空間、高齢者施設を感じさせることのないデザイン、
    職員のパフォーマンスを最大限に高める建物を希望し、横松さんに設計をお願い致しました。出逢いから竣工まで、約4年超かかりましたが、ずっと伴走して下さり希望どおりの建物が完成いたしました。
    建物を創るだけでなく、補助金の申請に関する事務やアドバイス等たくさんの支援もして下さいました。常に施主側の想い寄り添ってくださり本当に感謝しています。日頃の打ち合わせもZOOM等を活用し、距離を感じることなく十分な検討を行うことが出来ました。
    当法人の入所者の方が「生きてて良かった」と言ってもらえるように、当法人の仲間が「ここで働けて良かった」と思える空間が出来上がったと思います。
    本当に長い間ご一緒に仕事をさせてもらえたことに感謝いたします。今後もクライアントという関係性を越え、同志としてお付き合いさせてもらえればと願っております。
    素晴らしい建物と共に、これからの高齢者福祉を支える一翼として邁進して参ります。
    本当に、本当にありがとうございました。

  • チベット高原における西寧森林幼稚園:国を超える夢へ

    西寧森林幼稚園名誉園長 盧中潔

    標高2000メートルを越える高地に森の幼稚園を創ろうとする夢は2018年から芽生えた。「35以上の少数民族が住んでいる夏の都―青海省西寧市で幼稚園を創りたい」。このような問い合わせを受けた横松社長が大雪の中から現れ、夢を語る初めての打ち合わせだった。「起伏感があり、閉塞感がなく、子どもたちは自由に探究できるような園にしたい」。日本の幼児教育を学びに来る留学生として、倉梯惣三の思想に大きく影響され、自分が望んでいる園の理想像を実家の西寧に実現したい。その後、中国のみなさんは横松さんが持ってきたデザインに一目惚れした。8の字に建物を立体交差させ、無限大の∞のような形だった。
     それから、言語の壁、制度の違い、工事の水準やコロナの影響など数多くの困難に直面してきたが、中国現地と協働体制を整え、着工してから4年間もした2022年3月、やっと夢のような開園を迎えた。その中で、開園に至るまで大きく機能したのは、BIMソフト「ARCHICAD」による三次元建物モデルであった。遠く離れている西寧でも幼稚園の模様をその場にいるかのように確認することができる。
     嬉しいことに、園のデザインは「日本工業経済新聞社」社長賞に受賞され、西寧ないし中国の西北地域の政府関係者に報道されたり、幼児教育業界の方々に高く評価されてきた。開園して2年間もないうちに、市の中心部から10㎞以上も離れている立地において、200人以上の園児はスクールバスで毎日通っている。一番遠い子は片方で20㎞以上も離れているところから通っているが、子ども視線で創られた園に来たいという子どもと保護者からの感想があった。このような場面を一早く横松建築設計のみなさんにも共有したい気持が一杯である。西寧森林幼稚園のみなさんも、長年積み上げてきたパートナーシップこそ大事な宝物だと共感している。
     インターネット環境が進んでいる今日、このような日中の国の壁を越えるような成功例がこれからもきっと多く湧いてくるだろう。より多くの子どもの夢を支えるように、横松建築設計とのご縁を大事にしていきたい。

  • 関東方面での保育園計画が初めてでしたが、最初から最後まで横松設計さんにサポートし ていただき、法人の想いが形になり、とても満足しております。 土地探し、公募対応、施工業者選定、入札、借入相談、補助金申請など、設計だけではなく トータルで対応していただけたので安心してお任せすることができました。
    遠方だったため zoom での打合せが多くなりましたが、法人の要望を的確に受け止めていた だき、イメージ等もたくさん出していただいたのでとても分かりやすく進めることができ ました。 また、畳のランチルームやパススルーロッカーなど、設計実績があるからこその多くの提案 があり、きめ細かな設計に感動しています。 出来上がった保育園は、木のぬくもりがある園舎と自然が感じられる園庭で、子ども達が楽 しそうに過ごしています。保護者や先生達からもとても評判が良いです。 出来上がってからも細かいところまでフォローしてくださるので、ちょっとしたことでも 安心して相談できます。これからも宜しくお願いします。

  • 私たちの保育園は、鉄骨造の建替えをお願いしました。特にバルコニーの特徴的な外観が気に入り、まさに理想の保育園となりました。また、モンテッソーリを取り入れた内装や教具入れのデザインにも大変満足しています。
    デザインに関しては、納得いくまで何度も提案してくれたことが印象的でした。おかげで、最終的なデザインに大変満足しています。
    さらに、3Dで建物の中を体験させてくれました。これにより、実際にどのような空間になるのかを事前に把握することができ、理解しやすくなりました。これは、保育園の運営において重要なポイントであるため、大変助かりました。
    建築費についても、何社も見積りを取ってくれました。これにより、コストパフォーマンスが良い選択ができました。結果として、安く済むように努力してくださったことに感謝しています。
    おかげで、新しい保育園が無事に完成しました。これからも、子どもたちに安心して通える保育園を提供できるよう、引き続きお世話になりたいと思います。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

  • 鉄骨造の保育園の建替えについて、素晴らしいサービスを受けることができました。
    特に、タイル張りのシンプルで耐久性のある外観には大変満足しています。内装や教具入れのデザインもホワイトを基調としたシンプルで機能的なもので、とても気に入りました。
    さらに、建替えの打ち合わせも丁寧に行っていただき、漏れのない図面を仕上げていただきました。何度も細かな修正にも対応していただき、本当にありがとうございました。
    また、建築費が予算内でおさまるように、複数の建築業者の入札を仕切ってくださったことにも感謝しています。こちらの要望や予算に合わせて、最適な提案をしていただきました。
    この度は本当にありがとうございました。建替え後の保育園は、子どもたちが安心して過ごせる居心地の良い場所になっています。

  • 保育園の設計において、私たちの希望をすべて叶えてくれたと感じています。特に8の字になった回遊できる廊下は、先生方も子どもたちも大変気に入っており、楽しく過ごすことができる空間になっています。
    また、木造の素材感を活かした内装デザインは、温かみがあり、自然に触れることができる環境を作り上げてくれました。これにより、子どもたちが安心して過ごせる空間が実現しました。
    さらに、BIMを用いて立体空間を体験させてくれたことで、設計段階から具体的なイメージを持つことができ、納得のいく打ち合わせが進められました。その結果、漏れのない図面が作成され、より良い保育園が完成しました。
    また、建築費が予算内に収まるよう、複数の建築業者の入札を適切に仕切ってくれたことは大変助かりました。これにより、質の高い保育園を予算内で実現できたことに感謝しています。
    全体的に素晴らしいサービスであり、私たちの保育園に対する理想を具現化してくれました。この保育園で子どもたちが楽しく成長できることを確信しています。

  • この保育園の設計には本当に感動しました。シンプルでセンスを感じる外観デザインは、園児たちが毎日楽しみに通う場所となっています。大きな吹き抜けのあるランチルームは、滑り台や空間に飛び出す家が設置されており、綺麗なライトがたくさん下げられています。ランチルームからは富士山が眺められ、子どもたちに素晴らしい景色を楽しませてくれます。
    また、子供が利用できるキッチンは食育にとても役立っています。木造の木の質感を活かした内装デザインも大変気に入っています。さらに、BIMで立体空間を体験させてもらったことで、イメージがぐっと膨らみました。納得いくまで打ち合わせを重ね、漏れのない図面を仕上げてくれたことも大変ありがたかったです。
    建築費が予算内でおさまるように建築業者とのやりとりもしてくれ、遠方の山まで監理に来てくれたのは本当に感謝しています。この保育園の設計は、園児たちの成長とともに、私たちの心にも深く刻まれることでしょう。

  • 私たちの要望を丁寧に聞いてくださり、広大な敷地に障害者入所施設、多目的ホール、保育園、就労支援施設の4つの建物を設計していただきました。何度もプランニングを繰り返すことで、最高のプランができあがり、私たちは大変満足しています。
    この施設のデザインは、一見すると福祉施設には見えないモダンなデザインで、利用者の皆様にも快適に過ごしていただける空間が提供されています。また、施設のコンセプトであるまちづくりも実現でき、地域に根ざした施設ができあがりました。
    設計チームは、コストパフォーマンスにも優れた設計を提案してくれ、予算内で素晴らしい施設が完成しました。プロジェクトを進める中で、設計チームは粘り強くクライアントに寄り添い、我々の要望を的確に捉え、素晴らしい仕上がりになったことに感謝しています。

  • 就労支援施設、高齢者デイサービス、発達支援、放課後デイサービスといった多機能を備えた施設は、前例がないほど珍しいケースでしたが、設計チームは丁寧に対応してくれました。
    デザインは非常に秀逸で、私たちだけでなく関係者からも大変評判の良いものとなりました。内装デザインやディスプレイまで一貫して手掛けていただき、統一感のある施設に仕上がりました。また、BIMを用いた提案はわかりやすく、理解しやすかったです。
    設計変更にも柔軟に対応していただき、気兼ねなく相談することができました。そして、建築コストも予算内で収まり、それ以上の価値を感じる素晴らしい建物が完成しました。
    この設計チームと一緒にプロジェクトを進められたことを心から感謝しております。今後も多くの人たちが利用するこの施設が、地域の福祉に貢献できることを確信しています。今回のプロジェクトを成功させてくれた設計チームに改めて感謝申し上げます。

  • YA+Aは素晴らしい仕事をしてくれました。まず、彼らのデザインが非常に魅力的で、それが私をウェブサイトで問い合わせさせるきっかけとなりました。しかし、彼らのサービスはデザインだけに留まらず、貸店舗を成功させるためのビジネス面でもたくさんの知恵を提供してくれました。
    この会社は、ウェブでの集客にも力を入れてくれ、効果的なマーケティング戦略を提案してくれました。これによって、建物がオープンする前にすでにテナントが入る状態になり、大変喜ばしい結果となりました。
    建物自体もデザイン性が高く、資産としてとても価値のあるものができあがりました。このような素晴らしいサービスを提供してくれた会社に感謝の気持ちでいっぱいです。彼らは私が持っていたビジョンを具現化し、期待以上の成果を引き出してくれました。
    これからも、彼らのサービスを利用したいと思いますし、友人や知人にも自信を持ってお勧めできる会社だと感じています。彼らの専門知識と経験によって、私の事業はさらに成功へと導かれることでしょう。本当にお世話になりました。

  • この歯科クリニックの設計に関して、選んだ建築コンペの会社が素晴らしい仕事をしてくれたと感じています。外観は白を基調としたシンプルなデザインで、飽きのこない変化とアクセントがあり、非常に満足しています。
    内装についても、高いセンスが感じられ、ホワイトをベースに木の素材を取り入れたデザインは患者からも大変好評です。また、近隣のクリニックとの差別化が図れており、これからも多くの患者に愛されるクリニックであることを確信しています。
    作業スペースも色分けや仕組化がされており、衛生的な環境で働けるようになっています。これにより、患者に安心して治療を受けていただけると思います。
    打ち合わせの際には、3Dでの確認が可能で、理解しながら進めることができました。これにより、イメージ通りのクリニックが実現できたと感じています。
    このクリニック設計の素晴らしさに感謝し、今後も多くの患者に喜んでいただけるよう、スタッフ一同努力してまいります。この度は、本当にありがとうございました。

  • クリニックの設計において、外観はシンプルでセンスの良さが感じられるデザインが施されており、木目のタイルが非常に印象的です。これにより、患者様からも大変好評であると感じています。
    内装についても、同様にシンプルかつセンス良く、木調のアクセントや石張りのデザインが取り入れられていることが気に入っています。このデザインは、落ち着いた雰囲気を演出しており、患者様にも安心感を与えることができるでしょう。
    また、動線についてもシンプルで働きやすい配置になっており、設計の段階からこだわっていただいたことが感じられます。これにより、スタッフの効率的な働き方が実現でき、患者様へのサービスも向上しています。
    素材にもこだわりがあり、デザイン性や掃除のしやすさに優れているため、非常に満足しています。打ち合わせの際には、3Dで確認しながら進めることができたので、イメージをよく理解しながら設計を決定することができました。
    全体として、このクリニックの設計は、機能性とデザイン性のバランスが絶妙であり、多くの患者様から支持されていると感じています。この設計によって、クリニックが一層信頼される場所となっていることを実感できます。

  • この度は、私たちの老人ホームの設計を担当していただき、誠にありがとうございました。外観に関しては、シンプルでローコストを目指していただいたことが大変喜ばれました。また、アクセントを加えていただいたおかげで、単調にならずに美しい仕上がりとなり、非常に満足しております。
    設計過程での打ち合わせについても、3Dで確認しながら進めることができたので、私たちがどのような建物になるのかをイメージしながら決定を下すことができました。そのおかげで、細部にわたるまで意見を取り入れていただき、理想に近い形での設計が実現しました。
    また、プロジェクトの進行においても、迅速な対応と丁寧な説明があり、安心して任せることができました。私たちの要望や疑問にも親身になって対応していただき、大変感謝しております。
    お陰様で、老人ホームが完成した際には、入居者の方々からも大変好評であり、これからも多くの方々に安心して過ごしていただける場所となることでしょう。
    この度は本当にお世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 私たちの家の設計をお願いした際、外観はSOLIDOを使用してシンプルでセンス良く仕上げていただき、大変気に入りました。また、妻からも高い評価を受けています。内装もシンプルで、吹き抜けのデザインがとてもおしゃれで気に入っています。
    我が家では犬を飼っているため、床の材料にタイルを選んでいただいたことは本当に感謝しています。タイルは犬の爪にも優しく、お掃除も簡単にできるので大変助かっています。
    また、家の動線もシンプルで、働きやすさにこだわった設計がなされていて、日々の生活が快適です。屋上にはバーベキューができる広いスペースがあり、家族や友人と楽しい時間を過ごせます。
    インナーガレージから愛車をリビングで眺めることができるデザインも最高で、特別な空間が作られています。使用されている素材にもこだわりがあり、デザインや掃除のしやすさも素晴らしいです。
    設計の打ち合わせでは、3Dで確認しながら進められたため、分かりやすく、自分たちの希望通りの家ができ上がりました。このような素晴らしい家を設計していただいたことに心から感謝しています。本当にありがとうございました。

  • 今回、保育園の設計をお願いしましたが、補助金の申請や近隣説明会、役所対応まで幅広くサポートしていただき、大変助かりました。外観はカントリー調でセンスが良く、保護者からも好評です。私自身も大変気に入っています。
    内装もシンプルで木調のアクセントや吹き抜けのデザインが取り入れられ、素晴らしい雰囲気が漂っています。動線もシンプルで、働くスタッフが快適に過ごせるように設計されており、効率的な運営ができる環境が整っています。
    素材にもこだわりがあり、デザインや掃除のしやすさが兼ね備えられているので、維持管理が容易です。打ち合わせでは、3Dで確認しながら進めることができたため、イメージがしっかりと把握でき、スムーズな進行が可能でした。
    この設計により、子どもたちが安心して過ごせる保育園ができ上がりました。保護者の方々からも高い評価をいただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。今後もサポートをよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

  • 私が依頼した設計は、クリニック、高齢者デイサービス、サービス付き高齢者住宅という複雑な要素を含むものでした。YA+Aはこれらの要素を見事に融合させて素晴らしい複合施設を完成させてくれました。
    外観はシンプルでありながら、細部に変化をつけることで親しみやすさを感じさせるデザインに仕上げてくれました。内装は白と木調の組み合わせで、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。特に、サービス付き高齢者住宅部分はホテルのような高級感あふれるデザインに仕上げてくれました。
    打ち合わせの際には3Dで設計を確認しながら進めることができたので、私自身もプロジェクトに深く関与することができました。そのおかげで、最終的な設計に対する理解が深まり、私の理想とする施設が具体的に形になった瞬間は非常に感動的でした。

  • 薬局の設計をお願いし、素晴らしいリノベーションができたことを心から感謝しています。東京北区で既存の店舗をリノベーションし、薬局を作ることができました。デザインについては、シンプルな内装で白と木調の組み合わせが気に入っています。このデザインは、清潔感がありつつも落ち着いた雰囲気を作り出しており、お客様にも好評です。
    打ち合わせの際に3Dで確認しながら進めることができたため、よく理解しながら計画を立てることができました。これにより、無駄な手間や時間をかけずに効率的にプロジェクトを進めることができました。

  • 以前に教会の設計を依頼し、その結果に大変満足していたため、今回も園舎の建て替えについて依頼することにしました。YA+Aの仕事には改めて感心させられました。
    私が望んでいたのは、平家で木造の温かみを感じられる建物で、それはまさに彼らが提供してくれました。そのデザインは、新しく、それでいてどこか懐かしさを感じさせるもので、すばらしいと感じています。
    特に、既存の建物の床材を外壁に転用したアイデアは素晴らしかったです。この新たなデザインは、懐かしさと新しさが融合した感じで、私の心を捉えました。
    打ち合わせの際に3Dで確認しながら進めることができたため、設計の全体像をしっかりと理解することができました。そのおかげで、理想の園舎が具現化される過程を目の当たりにし、大変感動しました。

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お客様の声番外編:YA+A代表横松の体験談

私はプロとしてお客様の建築に関わる以外にも、自宅やオフィスなど自分がクライアントとしての建築や物件購入、事業の立ち上げをしてきました。

以下がこれまでに経験してきた自分達のためのプロジェクトです。

・自宅マンションのリノベーション
・自宅新築
・自社オフィス建築 木造
・自社オフィス用マンション購入
・自社オフィス建築 鉄筋コンクリート
・自宅をリノベーションしてゲストハウス
・就労支援事業立ち上げ
・建築系スキルコンテンツ販売事業立ち上げ

建築を考える上での悩みはもちろん、金銭面、納期、メンテナンス等の施主としての悩みも多く体験してきました。
デザインや機能、規模とコストのバランスに悩んだり、資材の遅れによる納期に悩まされたり、購入した中古物件のメンテナンスに悩んだり。
事業計画、資金計画を立て、資金調達に金融機関相談や補助金申請も経験しています。

YA+Aはそれらを一つ一つを自分達の出来事として検討して実際に体験しながら克服してきたのでお客様の色々な気持ちや悩みが理解できますし、解決する事ができます。

お気軽にご相談ください

YA+Aがお客様の無料診断をさせていただきます。
YA+Aに1時間程度いただければ、お客様のご要望、課題、疑問等を『無料診断』して建築を進めていく上で必要な『建築プラン』をお作りさせていただきます。
『建築プラン』の内容は
・概算スケジュール計画
・建築計画概要書
上記2点です。
この内容で今後建物の建築をどのように進めていけば良いかの道標をお作りします。
ここまでは『無料』です。

建築計画をより具体的にしたい場合は『ファーストプラン』をご依頼ください。
(費用は想定される規模によって変わりますので無料相談時にお伝えします)
『ファーストプラン』の内容は
・建物のボリューム検討
・ボリュームを元にした概算資金計画
・全体のスケジュール計画
上記3点です。
この内容で、ラフな建物プランや資金計画、スケジュールを把握して計画のベースをお作りします。
このフェーズがまとまれば実際の設計やデザインの本格的なフェーズに入っていきます。
YA+Aの『ファーストプラン』にご満足いただけない場合は無料とさせていただきます。
診断は対面以外にもメール、電話、LINE、テレビ電話を用意していますのでお気軽にご依頼ください。

様々な分野のプロフェッショナル集団 横松建築設計事務所

無料診断

YA+Aでは建築に関する無料診断をおこなっております。
お客様のお話を伺って、『建築カルテ』をお作りさせていただきます。
場所はYA+Aのオフィスに来ていただくか、zoomで行うか、お客様指定の場所にお伺いさせていただきます。
どんな事でもお気軽にご相談ください。

提出物
・概算スケジュール計画
・建築計画概要書

メリット
建築を実現するためにやるべきことがわかる
お客様の計画を実現するためのの手がかりを得られる
設計事務所の仕事の進め方を理解出来る

YA+Aへ無料相談する

ファーストプラン

低コストでできる初期計画。
建築計画のスタートに絶対必要な
・建物のボリューム
・概算の資金計画
・全体のスケジュール
の検討をお手伝いします。

お客様はその資料をもとに計画が適正であるかを判断することができます。

まずはファーストプランをご依頼していただければ、その後の計画をどう進めればよいかの指針をお作りします。
費用は計画を進める場合は設計料に充当しますので、初期段階での検討費用を抑えることができます。
※計画を進めない場合には実費精算となります。
YA+Aの仕事にお客様が満足出来ない場合は無料とさせていただきます。

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