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【産婦人科クリニック】種類・建築関連法令、設計デザイン・間取りのポイント、開業費用を解説

【産婦人科クリニック】種類・建築関連法令、設計デザイン・間取りのポイント、開業費用を解説

産婦人科クリニックを開業する際には、施設の用途や規模、開業・建築・運営に関わる法令、設計デザインや間取りのポイントを押さえることが重要です。

そこで本記事では、「長く経営を続けられる産婦人科クリニックを開業したい」という方のために、以下の内容について詳しく解説します。

  • 産婦人科クリニックの院数推移(少子化で減少しているのか)

  • 産婦人科クリニックの種類(診療科・病床数の違い)

  • 産婦人科クリニックに必要なスタッフ・スペース・設備機器

  • 産婦人科クリニックを設計する際のポイント(関連法令・間取りのコツ)

  • 産婦人科クリニック開業に関する「よくあるQ&A」(開業資金・開業期間・補助金)

 

クリニックの設計実績が豊富な横松建築設計事務所の知見をもとに、医療施設の開業・新築を成功させるためのコツを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

コラムのポイント

  • 産婦人科クリニックを開業する際には、地域のニーズとそれに応えられる独自のサービス、間取りのコツなど、事前に押さえておくべき点がいくつもあります。
  • クリニック設計の実績や知識が豊富な設計事務所を選ぶことも開業を成功させるための重要なポイントです。
  • 「産婦人科クリニックを開業したいが、何から始めればいいかわからない」という方は、信頼できる専門家に相談しましょう。

 

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産婦人科クリニックの院数推移|少子化で減少しているのか

産婦人科クリニックの院数推移|少子化で減少しているのか

厚生省の調べでは、2022年時点の医者総数327,444人のうち、産婦人科・婦人科・産科を専門とする医師は13,892人(4.2%)で、最も多い内科の医師と比べると1/4.5人程度です。

産婦人科医師数は、2006年時点で 約10,000名でしたが、その後医師数は増加傾向にあり、2020年時点で約11,00名前後で推移しています。

診療科別医師数の推移

(「厚生労働省|令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計」のデータを基に弊社にて作成)

一方、産婦人科の医療施設数は近年減少しており、例えば2006年から2022年までの間に全産婦人科施設数が約17%減少、さらに分娩を取り扱う診療所に限定すると約38%の減少となっています。

(公益財団法人日本産婦人科医会の調べ)

また、分娩施設や産婦人医の人数は地域格差が大きく、都心部に集中しているのが現状です。

(参考:厚生労働省|産婦人科医師の動向と確保について

2024年には出生率が「1.15」と過去最低を記録し、産婦人科を受診する患者の数は、内科・外科と比べて大幅に少ない点も懸念されます。

(参考:厚生労働省|令和6年(2024) 人口動態統計月報年計(概数)の概況

症状別推定患者数

(「厚生労働省|令和5年患者調査」のデータを基に弊社にて作成)

しかし、近年日本では、全夫婦の22.7%、約4.4組に1組が不妊検査・不妊治療を受けたことがあり、不妊治療科の需要が高まっている現実もあります。

不妊治療の件数推移

(引用:こども家庭庁|不妊は特別ではない

また、産婦人科クリニックは、分娩・不妊治療に加えて、女性特有のがんの検査・予防・治療に対応できる点もポイントです。
 

分娩を取り扱う産婦人科クリニックは全国で約1,100施設ほどしかないため、特色のあるクリニックにすれば、競合が少なく患者獲得も十分見込めます。

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産婦人科クリニックの種類|診療科・病床数の違い

産婦人科クリニックの種類|診療科・病床数の違い

▶︎設計事例:「はたはた羊救急クリニック」

産婦人科クリニックには、診療科目や病床数の違いによって、種類があります。

診療科目の違い

産婦人科クリニックは、産科・婦人科のどちらかに力を入れるか、両方の患者さんをバランスよく受けるかによって施設の特色が変わります。

診療科目 診療内容
産科
  • 妊娠判定・妊婦健診・超音波検査や、自然分娩・帝王切開の介助、出産後の母体や新生児のケアが専門
婦人科
  • 女性特有の疾病(や更年期障害、不妊治療など、妊娠・出産以外の診療が専門
産婦人科
  • 産科・婦人科両方の特徴を兼ね備え、医院によって専門分野が産科・婦人科による場合もある
  • 医院によっては、分娩に対応しない

 

病床数の違い

医療施設は、診療科目を問わず、医療法に基づき、入院に対応できる病床数によって3つの種類に分けられます。

医療施設の種類 特徴
病院
  • 病床が「20床以上」ある医療施設
  • 建築基準法第2条で定める特殊建築物※に該当し、立地条件・構造・防火設備などの規制を受ける

有床診療所

  • 病床が「1〜19床」ある医療施設
  • 入院対応できても、病院と比べると構造や設備、人員についての法的規制が少ない
  • 建築基準法第2条で定める特殊建築物に該当し、立地条件・構造・防火設備などの規制を受ける

無床診療所

  • 病床が「0床」の医療施設(=入院を伴う治療・診療を行わない)
  • 建築基準法で定める特殊建築物※に該当せず、一般建築物として扱われる(医療施設としては、一般的な建築基準に加えて衛生・安全に関する一定の規制は適用対象)

(参考:厚生労働省|医療施設の類型

※特殊建築物:建築基準法第2条で定める学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店などの建築物を指し、立地条件・構造・防火設備などの規制を受ける

一般的に「クリニック」と呼ばれる施設は、有床診療所か無床診療所に該当し、産婦人科クリニックが分娩に対応する場合、医療法上の分類では有床診療所となります。

 

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産婦人科クリニックに必要なスタッフ・スペース・設備機器

産婦人科クリニックに必要なスタッフ・スペース・設備機器

▶︎設計事例:「木造のフレームのリズミカルな木軸と格子のデザインのクリニック」

産婦人科クリニックを開業する際には、まず必要になるスタッフ・スペース・設備機器を把握しておきましょう。

必要なスタッフ

産婦人科クリニックの運営には、以下の人材が必要です。

スタッフ 業務内容・人数の目安

産婦人科医

  • 産科・婦人科が専門の医師
  • 1人で産科・婦人科の両方を担当する場合と、それぞれの専門医が常勤する場合がある
  • 医療法に基づき、外来は患者40人に対して1人、一般は患者16人に対して1人以上必要
助産師
  • 妊娠中から出産・産後まで、母子をトータルサポートできる国家資格をもつ専門職で、正常分娩であれば医師がいなくても対応できる
  • 法的な基準はないが、分娩を扱うクリニックでは常勤で6人程度必要
看護師
  • 診察・治療や検査のサポート、患者の体調管理、生活指導を行う専門職
  • 医療法に基づき、外来患者30人に対して1人、入院患者3人に対して1人以上必要
看護助手
  • 医師や看護師の指示のもと、診療・治療・検査に係るサポートをする職種で、医療行為はできない

  • 法的な基準はないが、1人以上いることが望ましい

医師事務作業補助者

(クラーク)

  • 医師・看護師の指示のもと、診察室などでカルテ入力・書類作成・入退院手続きなどのサポート業務を行う専門職で、医師事務作業補助者とも呼ばれる
  • 病院の場合は、1〜2人が目安
医療事務
一般事務
  • 受付・会計・保険請求業務など、外来窓口での患者対応を行う専門職
  • 1日の来院患者20人に対して1人が目安
薬剤師
  • クリニックの規模が大きい場合や、近くに薬局がない場合に勤務する
  • 主に処方薬の調剤・監査・服薬指導を行う
  • 妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師の資格を持つスタッフが望ましい

(参考:厚生労働省|医療法に基づく人員配置標準について

必要なスペース

産婦人科クリニックを開業するためには、その他の診療科と異なる特別なスペースが必要です。

分娩や不妊治療を扱うかどうかで延べ床面積が大きく変わります。

スペースの種類 特徴

待合室

キッズスペース

  • 医療法に基づき、最低3.3㎡以上は必要(東京都の場合なので、開設地の保健所等に確認が必要)
  • 親子連れで来院する人が多いため、キッズスペースは広めに設けるのが望ましい
受付
  • 来院者対応のためのスペースで、医療事務・一般事務のスタッフが常駐する
  • 場合によっては、薬剤師の調剤スペースも設置する

トイレ

洗面室

  • 設置数に基準はないが、来院者の快適性を保つために十分な数が必要
  • 産婦人科は患者が治療前に採尿するケースが多いため、トイレブースは多めに設ける
  • 多目的トイレ・ファミリートイレ・おむつ替えスペース・授乳室を完備するのが望ましい
スタッフルーム
  • スタッフの人数に応じて広さを決める
  • ロッカーや脱衣室、休憩室を設ける
  • 分娩を扱う場合は、夜間救急対応が必要なので、仮眠室やシャワー室を設ける

バックヤード

倉庫・備蓄庫

  • 法的な基準はないが、5〜10㎡が目安

問診室

カウンセリングルーム

保健指導室

  • 初診患者からヒアリングしたり、妊娠・出産前後の患者さんに対して、助産師が健康状態のヒアリングや生活・栄養指導、育児相談したりする場所
  • 産婦人科はデリケートな内容の相談も受けるため、待合室や廊下などに話し声が漏れないようにする工夫が必要
診察室
  • 医療法に基づき、最低9.9㎡以上は必要(東京都の場合なので、開設地の保健所等に確認が必要)
内診室
  • 医師が患者の子宮や卵巣の状態を診察するための個室
  • 法的な基準はないが、内診台を置くため、3.3坪以上が望ましい
  • 診療室と一つの空間にしてカーテンなどで区切る方法もある

検査室

処置室

  • 採血や血圧測定、超音波(エコー検査)を行う
  • 一般処置室と兼ねる場合が多い
X線室
  • 子宮卵管造影検査や骨密度検査、一般撮影、X線透視検査などを行う
  • 職業被ばく・公衆ひばくを防止するために、放射線防護対策が必要(壁やドア、カーテンなどで区切る)
  • 妊婦の被ばくを避けるために、診療や一般検査の動線と離すのが望ましい
 
分娩室
  • 分娩を行う
  • 分娩台や新生児の世話に必要な医療器具を設置する
  • 医療法に基づき、最低9.9㎡以上は必要
  • 家族立会いが一般的なため、立ち会う人がスタッフの動線を妨げないように広めのスペースにするのが望ましい
  • 通常は陣痛がピークに達した妊婦さんを運び入れるが、陣痛初期から分部、産後まで一部屋で過ごせるLDR※形式を取る場合は、病室(個室)のような作りにすると望ましい

手術準備室

陣痛室

点滴室

  • 手術前の消毒や点滴をするための場所
  • 入院した妊婦さんが分娩室に移動するまでの間、陣痛の経過を観察するための場所
  • 法的な基準はないが、3.3㎡程度が目安
  • 手術準備室・陣痛室・点滴室を兼ねる場合もある

新生児室

新生児集中治療室(NICU)

  • 分娩対応する場合に必要
  • 分娩直後から退院までの新生児をケア・観察・検査・治療する場所
  • 早産児や低出生体重児などにも対応するためには、新生児集中治療室(NICU)を併設する必要がある
  • 医療法に基づき、最低9.9㎡以上は必要
病室(入院室)
  • 分娩対応する場合に必要
  • 患者1人につき最低6.4㎡以上
  • 出産後はスムーズに歩けないため、病室内に洗面・トイレ・シャワーを併設するのが原則
  • 個室と複数人部屋の両方を配置可能

スタッフステーション

器材室

沐浴指導室

  • 分娩対応する場合に必要
  • 医師や看護師、助産師などが病棟内で業務を行う場所で、患者の生体モニタ監視やカルテの管理、カンファレンス、事務作業などを行う
  • スタッフステーションには器材室・沐浴指導室※を併設するのが原則
  • 法的な基準はないが、トータルで50㎡以上あると望ましい

リカバリー室

  • 分娩以外の手術後に、患者が完全に麻酔から覚めるまでに一時的に滞在する場所で、術後回復室とも呼ばれる
  • 法的な基準はないが、3.3㎡程度が目安
  • 手術準備室と兼ねる場合もある

NSTルーム

  • 分娩対応する場合に必要
  • 妊娠後期の妊娠検査で、NST※検査を行うための場所
  • 妊婦さんが横になり胎児心拍計と腹緊計をつけて20〜40分間リラックスする必要がある
  • 法的な基準はないが、3.3㎡程度が目安

ケアルーム

リラックスルーム

  • オプション的なスペースで、産後の妊婦さんがリラックスできる場所
  • サービスの内容によって広さは異なるが、6.6㎡程度あると望ましい

多目的ホール

セミナールーム

  • 母親・父親学級を実施したり、妊婦と家族、妊婦同士が団欒したりするスペース
不妊治療科のスペース
  • 採卵室、受精室、採精室、保存室、ラボ・培養室、ラボ電子顕微鏡室などが必要
  • 治療範囲によって広さの目安が異なる

※LDR:Labor(陣痛)・Delivery(分娩)・Recovery(回復)の略称

※沐浴指導室:母親が一人で赤ちゃんを沐浴できるようになるために、看護師や助産師が指導するための部屋

※NST:Non Stress Testの略称で、分娩監視装置を使って子宮収縮や赤ちゃんの心拍波形を確認する検査

産婦人科は必要なスペースの種類が多く、外来のみでも130〜170㎡(40〜50坪)は必要で、分娩や不妊治療を場合は、最低でもその2〜3倍の床面積を確保しましょう。

必要な設備機器

産婦人科クリニックを開業する際には、特殊設備が必要です。

内診台や分娩台以外にはそれほど大きい設備機器はありませんが、それぞれ個室に設置しなくてはいけないものも多いため、必要台数やサイズも確認しておきましょう。

  • 診察用ベッド
  • 内診台
  • X線撮影装置
  • エコー(超音波)診断装置・4Dエコー
  • コルポスコープ
  • 分娩台
  • 保育器
  • 人工呼吸器
  • 光線治療器
  • 輸液ポンプ・シリンジポンプ など

 

 

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産婦人科クリニックを設計する際のポイント

産婦人科クリニックを設計する際のポイント

▶︎設計事例:「Y産婦人科クリニック」

産婦人科クリニックを開業する際には、地域のニーズや競合の有無、独自サービスの検討、医療連携の方法、設計基準など、押さえるべきポイントがあります。

ニーズや競合のリサーチ・独自サービスの検討

産婦人科クリニックは数が少ないと言っても、人口の多い街・都市ではいくつかの施設が点在します。

そのため、プロジェクトを始める前に、まずは地域のニーズや競合となる他のクリニックについてリサーチしましょう。

地域の年齢層や立地によって、ニーズが異なります。

駅前など比較的若年層が多いエリア
  • 定期的に通わなくてはいけない不妊治療や低用量ピル※の処方などが求められる
  • 月経異常(生理痛・月経困難症など)の治療が求められる
郊外や住宅地
  • 産科など入院を伴う診療・治療が求められる
  • 産後ケアのサービスが求められる
  • 家族で通院できるように休日診療が求められる

※低用量ピル:OC(oral contraceptives)とも呼ばれ、月経・排卵の周期をコントロールしてる女性ホルモンが含まれたホルモン剤で、服用には処方箋が必要

これらの傾向から、産婦人科クリニックを開業する際には、どのような立地でどのような患者をターゲットにするのかが重要です。

クリニックの収益性・集患性を高めるには、他のクリニックと差別化する必要があります。

産婦人科クリニックは車で通う人が多いため、駅近などの立地でなければ半径15km圏内が競合になりえます。

そのため、対象となる他院がどのような診療・サービスをしているか確認しましょう。

リサーチ結果を踏まえて、以下のサービスを取り入れる計画がおすすめです。

  • 不妊治療科の併設(一般治療、体外受精など)

  • 特殊外来の併設(更年期障害科、美容皮膚科など)

  • 無痛分娩への対応(無痛分娩を選ぶ妊婦の割合は、有床診療所で2018年(6.1%)から2024年(15.2%)と2倍以上に増加※)

  • 特殊分娩への対応(水中分娩※や和室での分娩など)

  • 産後ケアサービスの導入(宿泊・デイサービス・訪問など)

  • 託児サービスの導入(診察中に託児できる)

  • 診療時間・曜日による差別化(夜間・休日診療を行い、幅広い患者に対応できるようにする)

  • 患者用アプリ・システムの導入(オンライン予約やWEB問診、通院歴のチェックなど)

  • コンセプトによる差別化(おしゃれでリラクゼーションを重視した内装やホテル並みの個室、独自性がある入院食、マタニティヨガなどアクティビティや定期イベントの開催)

※公益社団法人日本産婦人科医会 医療安全部会調べ

※水中分娩:陣痛開始後に温水プールや浴槽に入り、浮力によってリラックスしながら出産する方法

そのエリアに住む住民の年齢層やニーズに合わせて、これらを複合的に取り入れると、競合となるクリニックと差別化できます。

医療連携について検討する

設備や人員、病室が限られるクリニックでは、地域内にある他の施設との医療連携が欠かせません。

分娩を取り扱う場合は、特に医療連携について検討する必要があります。

総合病院との連携
  • 周産期※の妊婦を地域の総合病院と連携し、緊急帝王切開や産前後の合併症に速やかに対応できる体制を整える(助産所は分娩を扱う場合に、連携医療機関を定めることが義務)

  • 婦人科系の疾病や出産に関する専門的な相談を速やかにできて、高リスク分娩など、地域医療を支えるクリニックと高度医療できる総合病院が役割分担する

病診連携
  • 診療所が健診や診断の結果をもとに自分のクリニックでは治療・分娩に対応できないと判断した場合、設備や人員が整った他の施設を紹介するなど、継続支援する

※周産期:妊娠22週から出生後7日未満の期間

産婦人科を開業する際には、連携先である医療施設を選定・交渉する必要があります。

病床数を検討する

産婦人科クリニックで分娩を扱う場合は、病床数をどのくらいにするか初期段階で検討しましょう。

医療法で定義される「病院(病床20以上)」になると、一気に法令による規制が増えるため、「診療所(病床19以下)」がおすすめです。

病床数は地域ごとに定められる基準病床※を参考に算出します。

※基準病床:医療施設開設や増床の許可基準で、医療法に基づき定める地域ごとの適正な病床上限数。

(参考:厚生労働省|基準病床について

医療施設の病床を決める際には、基準病床内で将来の状況変化を踏まえて必要病床数を求めます。

必要病床数 = 入院受療率※ × 地域で将来的に想定される年齢階級別人口 × 病床稼働率※

※入院受療率:「年間の入院患者数/病床数」で表す

※病床稼働率:「年間の入院患者数+年間の退院患者数/病床数」で表す

(参考:厚生労働省|基準病床数と病床の必要量(必要病床数)の関係性の整理について

設計に係る法的な制限をチェックする

診療科目を問わず、クリニックを開業する場合、様々な法令やガイドラインが関わり、施設がそれぞれのルールや基準に適合する必要があります。

関連法令の種類 主な内容
建築基準法 建築物の安全に関する基本的な仕様基準を定める法律
都市計画法 土地利用・都市施設の整備・市街地開発などに関するルールを定める法律
医療法 医療提供施設の開設・管理・運営についてのルールを定める法律
消防法 火災の予防・警戒・鎮圧や被害軽減を目的に、建物の防火・消防や危険物の取り扱い、消防設備に関するルールを定める法律
 バリアフリー法 正式名称は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」で、車いす用通路の幅やスロープ設置の義務などについて定める法律
地方公共団体条例 地域特性に合わせたまちづくりを推進するため「まちづくり条例」など、都道府県・市区町村ごとに定める条例
病院設備設計ガイドライン 医療福祉施設の電気・空調・衛生設備に関するルールを定めた「一般社団法人日本医療福祉設備協会」が発行するガイドライン

特に重要なのが医療法と建築基準法で、医療法では各室の最低面積を定め、建築基準法では廊下・階段の幅や仕様、内装制限※を定めています。

(建物の規模や構造によっては、建築基準法上の一般的な内装規定や、消防法における内装制限は適用される場合がありますのでご注意ください。)

(参考:医療法厚生労働省|医療放射線の施設設備の構造基準について建築基準法第35条の2

※内装制限:建物内の人が火災時に安全に避難できるように、居室(病室・診療室・待合室など)と通路(廊下・階段)の天井と壁の下地材及び内装仕上げ材に防火材料(認定された不燃・準不燃・難燃材料)を使用しなくてはいけない

有床診療所に該当する産婦人科クリニックは、建物を新築する場合に限らずテナントを内装工事する場合も、衛生管理や防火安全、耐久性などの観点から仕上げ材などが制限されるため注意しましょう。

効率的・快適な間取りを検討する

クリニックの生産性・収益性や集患性は、効率的で快適な間取りによって大きく変わります。

産婦人科クリニックでは、特に出産妊婦を含む入院患者を受け入れる場合、外来スペースと病棟スペースを分ける必要があり、十分な間取りの検討が必要です。

間取りを検討する際には、以下の点に着目しましょう。

  • 「スタッフしか入れないゾーン」・「患者がスタッフに誘導されて入るゾーン」・「来院者が自由に出入りできるゾーンを分ける」(スタッフと患者、来院者の動線が混線しないように気を付ける)

  • 分娩を扱う場合は、診療室を2カ所以上設けると診療がスムーズに進む

  • 診察室・内診室・超音波(エコー検査)検査室は、短い動線でアクセスできるようにまとめる

  • 婦人科外来・産婦人科外来・不妊治療科を分ける

  • 病棟(入院スペース)に分娩室・新生児室を隣接させる

  • 婦人科や不妊治療科はデリケートな悩みを抱える患者さんが多いため、待合室や診察室までの廊下、カウンセリング室、受付はプライバシー確保に配慮する

  • トイレで採尿するため、採尿検査室と隣り合わせにして、直接小窓などから尿サンプルを提出できるようにする

  • ベビーカーを使う人が多いため、駐車場やエントランス、受付周り、廊下、トイレ、診療室は広めにする

  • 妊婦さんの動線はできるだけコンパクトかつ、曲がり角が少ないレイアウトにする

  • 授乳室やおむつ交換台を複数設置する

  • 分かりやすい案内表示やサインにする

  • 夜間に来院した時でも安全に移動できるように、フットライトをつける

  • 雨天時でも外からクリニック内に濡れないでアクセスできるように、屋根付きの車寄せを設ける

  • サービス内容やクリニックの規模によっては、カフェやエステルーム、ヨガスタジオ、コンビニなど、医療以外の施設を併設する

訪れる患者さんやそのご家族などが安心して利用できる産婦人科クリニックを目指す場合は、医療施設の設計実績が豊富な会社に相談すしましょう。

リラックスでき安全性の高い内装デザインにする

産科と婦人科を受診する方やそのご家族は、緊張や不安を抱えているため、少しでも気持ちを和らげるためにリラックスできる内装デザインにしましょう。

妊婦さんは足元が見えにくく小さな段差でも転びやすいため、安全性を考慮する必要もあります。

  • 太陽光や自然の風を取り入れて、爽やかで清潔感のある空間にする
  • 緊張感を和らげるナチュラルな素材やカラーを用いる
  • 屋外の緑や観葉植物が目に入る開口計画・配置計画にする
  • 待合室やカウンセリングルームは、照明は明るすぎずリラックスできる間接照明を取り入れる
  • 座り心地が良く立ち上がりやすいソファーや、妊婦さんの腰痛を和らげるクッションを置く
  • お子さんが飽きて走り回らないように、充実したキッズスペースを設ける

これらの手法によって、患者さんに選ばれるクリニックになります。

 

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産婦人科クリニック開業に関する「よくあるQ&A」

産婦人科クリニック開業に関する「よくあるQ&A」

▶︎設計事例:「栃木県の病院」

ここでは、産婦人科クリニックの開業について、多くのお客様からいただくご質問を紹介します。

Q.産婦人科クリニックと助産院の違いは?

A.産婦人科クリニックは医師免許を持つ「医師」が常勤しており、医療行為(帝王切開や薬剤投与など)が可能です。一方、助産院は医師が常勤せず、助産師(正常分娩であれば医師の指示なしに分娩を扱える専門職)が分娩の介助や産前産後のケアを行います。

助産師は医師と異なり、できること・できないことがあるため、産婦人科クリニックにするか助産院にするかはサービス内容で決めましょう。

助産師ができること
  • 正常な出産介助
  • 妊産婦・新生児への保健指導
  • 心音聴取や血圧計などを使用した母子健康状態のモニタリング
  • 受胎調節の指導
助産師ができないこと
  • 帝王切開
  • 会陰切開
  • 陣痛促進剤の使用
  • その他ハイリスクな分娩の扱い(多胎妊娠や逆子への対応、帝王切開歴がある妊婦の分娩など)

 

Q.産後ケア施設と産後ケアホテルの違いは?

A.産後ケア施設と産後ケアホテルは、どちらも出産後のお母さんを精神的・身体的にサポートする施設ですが、「産後ケア施設」は、助産師や専門スタッフがサポートし、「産後ケアホテル」は、育児を離れて心身をリフレッシュすることを重視します。

産婦人科クリニックに併設する場合は、専門的なサポートをできる産後ケア施設がおすすめです。

他との差別化を図りたい場合は、以下のようなサービスの導入を検討しましょう。

  • 助産師による24時間体制の育児サポート

  • リラクゼーションマッサージ(血行促進や疲労回復につながる)

  • 栄養バランスが良く、気持ちが高まる食事メニュー

  • 骨盤矯正などの整体サービス

  • 母子で楽しめるヨガや産後ティラピス教室

  • 託児サービス(産後のお母さんが1人で外出を楽しめてリフレッシュできる)

  • 育児アイテムの使い方講座(助産師が選ぶおすすめアイテムの紹介など)

  • 臨床心理士や公認心理師など専門家によるカウンセリングやメンタルケア

  • 日帰りなど短時間での託児サービス

 

Q.産婦人科クリニックの開業費用はどのくらい?

A.分娩施設の有無や病床数によって開業コストは異なりますが、産婦人科クリニックの建設費用だけで40〜60万円/㎡程度かかり、高度な医療設備や複雑な構造を要するため、さらに高額になるケースも多く見られます。

独立行政法人福祉医療機構(WAM)の調査では、2024年度に病院の建設単価が過去最高を記録し、44.2万円/㎡(前年度比+3.1万円)まで上昇しています。

産婦人科は、建物以外にかかる費用が施設の規模によって異なり、分娩なしで5,000万円以上、分娩ありで1.5億円以上、不妊治療設備で5,000万円程度かかるのが一般的です。

費用項目 費用の目安
建物の新築
  • 分娩なし:4,000万〜8,000万円
  • 分娩あり:1.5億円〜
  • テナントの内装工事だけの場合は2,000万円〜
医療機器の購入
  • 分娩なし:1,000万〜2,000万円
  • 分娩あり;2,000〜3,000万円
開業準備費用
(什器・家具、医薬品・消耗品の購入、電子カルテや予約システムの導入、広告宣伝などにかかる費用)
  • 分娩なし:1,000万〜1,500万円
  • 分娩あり:1,500万円〜
当面の運転資金
(人件費・光熱費など)
  • 1,000万円〜

クリニックの開業に伴う自己資金は、1,000万円以上が一般的です。

産婦人科は、診療やサービスの内容、病床数によって開業資金が大きく異なるため、プロジェクトの初期段階から予算計画を立てたい方は、クリニックの実績がある施工会社や設計会社に相談しましょう。

Q.クリニック開業資金はどうやって調達する?利用できる融資制度は?

A.民間の金融機関から融資を受ける他に、建築資金はWAMの融資(医療貸付)の長期・固定・低利を利用する方法もおすすめです。

WAM助成とは、厚生労働省が所管する独立行政法人福祉医療機構(WAM NET)が運営する融資制度で、民間の医療・福祉活動が対象です。

病院や診療所、介護老人保健施設などを開業する際に、必要となる建築資金を「長期・固定・低利」で借り入れられます。

ただし、施設の規模によって上限額が決まっているため、総予算の20〜30%は自己資金を用意しておくと安心です。

融資制度以外にも、クリニック開業で利用できる補助金・助成金や税制優遇もありますので、関連する制度の提案や各種申請サポートもできる設計事務所がおすすめです。

Q.クリニック開業に必要な期間はどれくらい?

A.一般的なクリニックの開業には、1〜2年ほどかかりますが、産婦人科クリニックで内装にこだわったり様々なサービスを併設したりする場合は、さらにオープンまでの期間が長くなる可能性があります。

リサーチや基本構想、土地(テナント)探しで半年程度、その後の基本設計から引き渡しまで1年以上かかる場合がありますので、開業時期が決まっている場合は、余裕のあるスケジュール設定が必要です。

「基本コンセプトの検討やスケジュール組み、資金計画から、クリニックの間取り・内装までトータルで相談できるところを探している」という方は、幅広い提案ができる設計事務所に相談しましょう。

 

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まとめ

環境に配慮した建築設計は横松建築設計事務所へお任せください

産婦人科クリニックを開業する際には、地域のニーズとそれに応えられる独自のサービス、間取りのコツなど、事前に検討すべき点がいくつもあります。

クリニック設計の実績や知識が豊富な設計事務所を選ぶことも開業を成功させるための重要なポイントです。

設計監理業務に加えて、土地探しや補助金・助成金の調査・提案・申請サポートをできる会社をおすすめします。

「信頼できる設計事務所を見つけたい」「建築プロジェクトをどのように始めればいいか分からない」という方は、まず専門家へご相談ください。

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YA+A 横松建築設計事務所の設計事例

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ミッション

僕たちのミッションは『すべてのクライアントに後悔のない建築を届ける』事です。

・洋服→試着ができる
・食品→試食ができる
・車→試乗ができる

上にあげたものと比べて圧倒的に『建築』は高価です。
ですが試しに作ってみることができません。

『建築』は一回勝負です。

なので、失敗してもやり直すことができません。
一回で満足の行く建物が出来るように計画して遂行する必要があります。
お客様のプロジェクトが確実に成功するようにYA+Aは常に全力で取り組んでいます。

建築が出来るまでには複雑に絡み合う大量の要素があります。
まずはそれらをシンプルになるように各フェーズごとに切り分けます。

①土地を探す
②土地に対してプランニングをおこなう
③資金計画、スケジューリングをする
④設計・デザインをする
⑤補助金等が使えるかどうか確認する、融資の手続きをする
⑥建築許可等各種申請をする
⑦トータルでのブランディングをおこないかかるコスト以上の価値を建築につける
⑧施工会社選定・入札サポート・コスト管理をおこない建築コストを予算内におさめる
⑨施工監理をおこない建物クオリティを保ち完成させる

簡単に書き出すと上記の項目が挙げられます(細分化するとキリがないくらいの量になりますのでこのくらい大まかにしておきます。)

これらを一つ一つ丁寧にクリアしていくことでお客様に安全で性能を担保した建築を予算内で計画した期間内で完成させます。
そして建築に支払ったコスト以上の価値を付加します。

YA+Aは100棟以上の建物を企画・設計・監理してきました。
エリアは日本では関東を中心に東北、関西、九州に実績があります。
海外では中国で9999㎡の巨大な宿泊施設と幼稚園、スポーツジムの複合施設の設計・監理の実績があります。
小規模〜大規模の様々な建築を全力で設計・監理してきました。
土地探しからお役に立てるように不動産知識、ネットワークの向上に常に努めています。
最適なプランニングをおこなうために調査・検討を怠りません。
計画が滞らないよう時間・お金に対する計画は常にプランニングと連動させ確認しながら進めています。
性能・デザイン・コストを意識しながら設計をしています。
補助金等を使用して資金的に有利に建築を進められるようにコンサルティングをしています。
建築をするために必要な各種申請をスムーズにおこないます。
お客様が支払う建築コスト以上の価値が出るようにブランディングのお手伝いをしています。
建築コストを予算内かつコスパよくするために、施工会社選定・入札サポート・コスト管理を徹底的におこないます。
建物が合法的でクオリティの高いものになるように様々な監理をおこなっています。

お客様の建築を『成功』させるために必要なあらゆる項目をYA+Aスタッフ全員が全力でお手伝いさせていただきます。

以下にYA+Aが建物を設計する際に大切にしていることを書かせていただきましたので是非読んでいただければ幸いです。

YA+Aに相談する

設計事務所の仕事内容はお客様からすると、何をしてくれるのだろう?と分かりづらいかと思います。
YA+Aは設計、デザインはもちろんですが、資金計画や入札管理等のお金の事、工事監理による建物クオリティに関する事、プロジェクト全体のスケジュール管理、それ以外にも土地の事など建築プロジェクトの最初から最後までお客様のサポートをさせていただいております。
YA+Aの仕事について25分程の動画をつくりました、是非ご覧ください。

YA+Aについて

1981年創業の設計事務所です。
医療、福祉、こどもの建物、店舗、住空間など様々な建物の設計経験の蓄積があります。 長い経験に基づいた多数の建築、メディア、講演等、多彩な実績を持つ会社です。
また2008年から取り入れたBIM(3次元設計)のベテラン(業界トップクラス)でもあります。BIMの技術を活用してわかりやすくきめの細かい設計サービスを提供しています。
東京、栃木、新潟の3拠点をベースに21名のスタッフで『全てのクライアントに後悔のない建築を』をテーマに日々、設計、デザインの技術を研鑽しています。
お客さまが建築に投じる多額の投資を一番効率的かつ満足度の高い形で実現させる事を一番に設計・監理を行う会社です。

様々な媒体に掲載、全国各地で講演しています

雑誌、WEB記事、教育用ムービー、ラジオ等様々なメディアにて取り上げていただいております。
また、教育機関にて学生の教育や全国各地で建築のプロ向けの講演会でお話しさせていただいております。
これまでの雑誌掲載一覧

お客様の建築を満足して完成するためのYA+Aのサポート内容

建築を本当に満足して建てるためには様々な要素が関係しますが、その中で特に重要なものが以下になります。
・デザイン、設計
・資金計画、コスト管理
・施工クオリティ、スケジュール管理
上記のバランスが取れた状態でお客様のプロジェクトが進むようにYA+Aは様々なフェーズでサポートさせていただきます。

YA+Aは不動産業の登録をしています。
不動産取引の知識+建築設計のノウハウを活かし一人一人のお客様の要望(予算、エリア、面積、建物用途etc…)にあわせて最適な不動産をお探しします。 また、不動産を探すだけでなく、その土地にどのようなボリュームの建物が建てられるかの検討を一級建築士がおこない「土地」+「建物」の資金計画をご提案します。 一般的な不動産会社では提供していないサービスを含んでいますが仲介手数料は一般的な不動産会社より安価な「消費税抜きの土地の価格×2%」とさせていただいております。

敷地情報及び施設規模等のご要望をもとにラフプランを作成しスケジュール、概算の建築費を算出いたします。
設計の初期段階から資金計画、工程計画を意識して進めることによってお客様の計画実現を徹底的にサポートします。

初期プランニング提出物
①建築プラン
②概算資金計画書
③工程表

上記3点を打ち合わせ毎に提出し資金計画、スケジュールを間違いの無いように進めていきます。

建築をお客様の理想の建物に近づけるためには、お客様と設計事務所のイメージを間違うことなく共有することが必要です。
高い精度でイメージ共有するために(BIM)3Dデータを用い様々な角度から提案、確認をさせていただいております。
視覚的に打ち合わせすることによってお客様にわかりやすく提案することに加え、提案に対してお客様からのご意見もいただきやすくなります。
BIM(3D)ベースの打ち合わせによって提案を磨き上げ理想の建築を目指すことをお約束します。

土地の条件や建物の規模によって適切な工法は違います。YA+Aではお施主様のご要望や土地の条件、予算等をもとに適切な工法を提案させていただきます。 建具やその他材料も一般的な既製品だけでなく様々な物を選択の視野にいれてお施主様の理想の施設を目指します。

自由な工法の一例
・構造は在来木造、SE構法、鉄骨造、鉄筋コンクリート造その他様々な工法に対応可能です、もちろん構造計算によって安全性を担保します。
・左官や無垢材、塗装にマニアックな材料も安全性を考慮の上選択肢に。
・イベントを兼ねた自主工事などお客様のご希望に沿うことができます。

その他ご希望があれば遠慮なくご相談ください。

法人様が各種公募に参加するための各種図面、建築費等の資料作成、事業計画、プレゼンテーション資料作成などのお手伝いをいたします。
3Dパースや動画等で審査員に計画内容をわかりやすくお伝えします。
期間が短い場合でもなるべく対応させていただきますので、できる限り早めのお声掛けをお願い致します。
園舎、障害者施設、高齢者施設等の公募サポート当選実績があります。

各種補助金申請のための図面、資金計画、申請書類等の作成のお手伝いを承っております。
期間が短い場合でもなるべく対応致しますので、できる限り早めのお声掛けをお願い致します。
園舎、高齢者施設、障害者施設、事業再構築補助金、WAM融資の実績があります。
建て替えの為の老朽度診断、耐震診断のお手伝いもいたします。
お客様の案件ごとに補助金をお調べいたします。

お客様の建物のクオリティを保つため、建設会社が実施設計図面の通りに工事しているか、工程に遅れが出ていないか、様々なことをチェックします。
建物が完成した後、実施設計図面通りに出来ているか、ミスは無いか検査を行います。
各種法令に対応するように確認をおこない、役所や消防、その他の行政検査の手続き、立ち会いをおこないます。

お客様の建物が適正な価格で建てられるように、コスト管理を行います。
作成した図面をもとに、施工会社の入札管理、見積り内容のチェックをおこない、施工会社の選定のお手伝いをします。(お客様のお付き合いのある施工会社での施工も可能です。)
また、予算内に建築がおこなわれるように入札以外にもVE、CD等各種調整もさせていただきます。
設計するだけでなく、施工費がお客様の予算内で収まるように調整することを大切に考えてプロジェクトを進めさせていただきます。

お客様の理念を形にした建物だけでなく、トータルで一貫したロゴ、WEB、ムービー、パンフレット等のリブランディングのお手伝いもお受けいたします。
設計で作成する3Dはムービーとして施設完成前にもWEB等で集客、求人アピール等にご活用いただくことができます。

WEBサイトデザイン

建築以外でもトータルでお客様のビジネスの『見た目』を整えます

ビジネスにとっての「見た目」はオフィス、インテリア、WEBコンテンツ、パンフレット、広告、zoomの背景などなど。
これらをバランスよくデザインし、整える事であなたのビジネスがより「正しく」お客様や求職者に興味を持ってもらう事ができるようになり、より「正確に」あなたのビジネスの中身を理解してもらう回数を増やします。
そのように整えた見た目は集客、求人を強化することができる、会社にとっての「資産」になると考えています。
+Aは実際に設計事務所、WEBコンテンツ販売事業、福祉事業を経営しながら培った集客、求人のブランディングスキルを活用し一貫性を持ってオフィス、インテリア、WEBコンテンツ、パンフレット、広告までトータルブランディングをおこない、あなたの会社の「見た目」を「資産化」させるためのクリエイティブチームです。
WEBサイトデザイン
ロゴデザイン
パンフレットデザイン
オフィスデザイン
SNSアカウントデザイン
看板デザイン

適切な構造選び

構造は重要です、耐震性、安全性はもちろんですが、コストに対しても影響が大きいので環境や経済状況に合わせて適切な構造方法を設計しないと建設計画に支障をきたすことになります。
木造は一番安価なイメージがありますが、特殊な条件下では鉄骨造より高コストになる場合もありますし、一番高価に思われる鉄筋コンクリート造がベストな選択になる条件もあります。
YA+Aでは様々な工法に対応しています。
お客様の目的に対して適切な強度を保ち、コストパフォーマンスの良い構造を提案させていただきます。
また、経験豊かなスタッフが品質を保つために適切な監理をおこないます。
以下に各構造の工事の流れを簡単にまとめた動画を設置していますのでイメージの助けになれば幸いです。
お問い合わせ

・定期報告について

・営繕コンサルティングについて

・耐震診断について

・老朽度診断
建物の建て替えの際に老朽度診断が必要になる場合があります、建物検査の上診断書を提出させていただきます。

各種業務お気軽にお問合せください。

YA+Aに相談する

打ち合わせ

建物を設計する上で『打ち合わせ』は一番大切と考えています。
図面、パース、3D、資金計画、スケジュール、etc..大量の情報をお客様と共有できないと設計を満足いただける形で仕上げることはできません。
YA+Aでは対面はもちろんZOOM等のリモート会議でもイメージ共有を万全に取るために、様々な資料を共有してメモを入れながらお客様に説明をしています。

※BIMは建物を失敗しないために絶対必須のツールです。

お客様が建物を建てるために支払う金額は決して安いものではありません。
私たち設計事務所の仕事はお客様が支払う対価を出来る限りお客様の理想の建物に近づけることです。
そのためには先ずお客様と設計事務所のイメージを間違うことなく共有することが必要です、このイメージ共有がうまくいかないまま建物の設計、施工を進めてしまうとお客様にとって思いもよらぬ建物が出来てしまうというトラブルの可能性があります。
横松建築設計事務所ではお客様とのイメージを高い精度で共有するためにBIMデータを用い様々な角度から提案、確認をさせていただいております。
設計初期からBIMを用い視覚的に打ち合わせすることによってお客様にわかりやすく提案することに加え、提案に対してお客様からのご意見もいただきやすくなっています。
BIMベースの打ち合わせによって双方の案によって提案が磨き上げられていくことはBIMによる設計の特徴の一つです。

BIMについて詳しく

全国対応可能です

YA+Aは様々なテクノロジーを活用してエリアの制約を受けることなくクライアントの建築にコミットしたいと考えています。
もちろんFACEtoFACEの打ち合わせは一番わかりやすいですが、社会情勢や距離を鑑みてバランスよく適切なコミュニケーションを提案していきます。
WEBミーティングの画面共有とBIMは相性抜群で、建物の形状を共有しながら打ち合わせをおこなうことが可能です、ミーティングを密に繰り返すことで建築デザインをクライアントの理想に近づけていきます。
また、東京・大阪・福岡・鹿児島・熊本・広島・栃木を結ぶ建築家のネットワークによって建物のデザイン・設計・監理をエリアを問わず対応することが可能です。

WEBミーティングについて

会社概要

株式会社 横松建築設計事務所
代表者:一級建築士 横松邦明
設立:1981年
資本金:22,100,000円
事務所登録:一級建築士事務所・東京都知事登録第62130号
栃木県知事登録第A-ト1130
管理建築士:横松宏明 一級建築士 登録第123630号
社員21名(一級建築士9名、二級建築士5名、宅地建物取引士1名、木造耐震診断講習修了者3名、栃木県震災建築物応急危険度判定士2名、建築積算士1名、福祉住環境コーディネーター二級1名)

様々な分野のプロフェッショナル集団 横松建築設計事務所

東京オフィス
〒120-0036
東京都足立区千住仲町19-6和光ビル402号室
TEL 03-5284-7106

宇都宮オフィス
〒320-0843
栃木県宇都宮市花園町4-1
TEL:028-635-7226

新潟オフィス
〒940-1105
新潟県長岡市摂田屋1丁目10番25号

Q&A

これまでお客様からいただいた『質問』をまとめました。
以下にまとめた以外にも『設計』はわかりづらいことが多いと思います、一つ一つわかりやすく説明させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

  • 仕事の進め方について
  • お金について
  • スケジュールについて
  • 工事について
  • 工法について

仕事の進め方について

特に準備は不要ですので、お気軽にお問合せください。
メールでも電話でも大丈夫です。
雑談レベルで会話をしながらお話を伺って形にしていきます。
コミュニケーションの中でお客様の建物にとって必要な情報を抽出して建築案に反映させていきます。

問題ありません、まずサンプル写真でお好みをお伺いします。
また、建物の用途にあうデザインをご提案させていただきます。
提案するデザインは3Dで隅々までわかりやすくお見せします、関係者の方々にも共有しますのでわかりやすく、共感性のあるデザインをお約束します。
また、デザインは納得できるまで調整いたしますので、最初はよくわからなくても最終的には精度の高いデザインが実現するようにサポートいたします。

3Dでわかりやすく提案しています。
お時間をとって申し訳ありませんが、こちらの動画を見ていただけると僕たちの提案のわかりやすさを体験することができますので是非ご覧ください。

建築は様々な要素が複雑に絡み合ってできています。
・デザイン性
・安全性
・利便性
・経済性
・資産性
・スケジュール
掘っていけばいくらでも項目は挙がります。
例えば今挙げた項目を全て満たす建築。
デザインがよく、安全で、便利で、長持ちして、利益を産む建物を予算内で望み通りのスケジュールで仕上げる。
これらは全てが重要なものですが、相反することもあります。
なので、全部100点満点にすることはほぼ不可能と考えています。
最上のバランスでお客様の要望を具現化するために。
・デザイン⇨BIM(3D)を最大限に活用し見える化した上で確認しながら進める。
・安全性⇨構造、耐火、視認性、水害対策、防犯性、様々な要素を検討する。
・利便性⇨様々な視点から見た動線、使い勝手、効率性を合理的に検討する。
・経済性⇨上記の内容をクライアントの予算内におさまるようにコスト検討。
・資産性⇨メンテナンス性、陳腐化しないデザインで資産価値の落ちにくい設計。
・スケジュール⇨竣工までに必要な項目を全て把握しスケジュールを管理する。
当たり前のことに聞こえますがこれらを総合的に検討しながらお客様の建築を成功と言えるものに導くことが僕たちの仕事だと考えています。
まとめますと、様々な要素をお客様の納得がいくバランスになるまで繰り返し調整していきますので、ご満足いただける状態にできると考えています。

設計ミーティングは1,2週間に1回のペースでおこないます。
場所は東京オフィス、宇都宮オフィス、ZOOMのいずれかでおこないます。
図面、3D、資金計画、スケジュール表を共有しながら、建物を完成させるために様々な打ち合わせをおこないます。
また、案件専用のチャットグループを設けこまめに連絡を取りながら設計を進めていきます。
ベースは1,2週間に1回のペースでのミーティングですが適宜状況に合わせて様々な話し合いをしています。
現地でのミーティングは必要に応じてお伺いさせていただきます。

4分程度の動画にまとめておりますのでお時間をいただいて申し訳ありませんが見ていただければと思います。

昨今ZOOMが普及したことにより、これまで移動に使用していた時間がお客様のための設計時間に当てることができ、より高いクオリティの仕事ができるようになりました。
とてもありがたいことです。

確かに複雑に思えますが、なるべく簡単な使い方をしていますし、弊社スタッフが設定、レクチャーをがんばらせていただきます。
過去にツールを使うことができなかったお客様はいませんのでご安心ください。

ツールが入った端末をお貸出(無料)できますので問題ありません。モニターに図面や3Dを映して一緒に画面を見ながら打ち合わせをしています、3Dだけでは質感がわかりづらいのでカタログやサンプルをご用意して触っていただきながら打ち合わせをしています。 お気軽にご相談ください。

モニターに図面や3Dを映して一緒に画面を見ながら打ち合わせをしています。
3Dだけでは質感がわかりづらいのでカタログやサンプルをご用意して触っていただきながら打ち合わせをしています。

月2回程度の定例会議にて進捗報告や設計変更、仕様確定などの打ち合わせをしています。
それ以外にも分科会として様々な打ち合わせをしながら工事を監理しています。

簡単なイメージとしては3Dで建物を設計することです。
様々なメリットがありますが一番はお客様にわかりやすく設計を伝えることです、イメージを共有しながら設計を進めることが一番大切なことだからです。
詳しくは下記のページを見ていただけるとよくわかると思います。
https://www.yokomatsu.info/bim/

たくさんのお客様よりご感想をいただいています。

YA+Aは創業の1981年より沢山の建物の設計監理に関わってきました。
以来今日まで、近江商人の「三方よし」(売り手よし・買い手よし・世間よし)の精神・・・いわゆる「お客様の満足・利益、社員家族の生活の安定、社会への貢献」を社是として邁進して参りました。
お客様に満足していただくことはもちろんのこと、一歩進んで社会貢献が出来てこそ自分たちの存在意義がある、という理念のもと、すべてのお客様の満足の先に大らかで豊かな社会の実現があることを信じ、私たちは、真摯に、愚直に、目の前の仕事一つひとつと向き合って参りました。
お陰様で、一人ひとりのお客様とのご縁がさらに新たな出会いへと繋がり、これまでご縁のあった多くの皆様が、現在の私たちを支える大きな力となっていることを実感しています。

YA+Aに相談する

  • 太陽の感じることのできる空間、高齢者施設を感じさせることのないデザイン、
    職員のパフォーマンスを最大限に高める建物を希望し、横松さんに設計をお願い致しました。出逢いから竣工まで、約4年超かかりましたが、ずっと伴走して下さり希望どおりの建物が完成いたしました。
    建物を創るだけでなく、補助金の申請に関する事務やアドバイス等たくさんの支援もして下さいました。常に施主側の想い寄り添ってくださり本当に感謝しています。日頃の打ち合わせもZOOM等を活用し、距離を感じることなく十分な検討を行うことが出来ました。
    当法人の入所者の方が「生きてて良かった」と言ってもらえるように、当法人の仲間が「ここで働けて良かった」と思える空間が出来上がったと思います。
    本当に長い間ご一緒に仕事をさせてもらえたことに感謝いたします。今後もクライアントという関係性を越え、同志としてお付き合いさせてもらえればと願っております。
    素晴らしい建物と共に、これからの高齢者福祉を支える一翼として邁進して参ります。
    本当に、本当にありがとうございました。

  • チベット高原における西寧森林幼稚園:国を超える夢へ

    西寧森林幼稚園名誉園長 盧中潔

    標高2000メートルを越える高地に森の幼稚園を創ろうとする夢は2018年から芽生えた。「35以上の少数民族が住んでいる夏の都―青海省西寧市で幼稚園を創りたい」。このような問い合わせを受けた横松社長が大雪の中から現れ、夢を語る初めての打ち合わせだった。「起伏感があり、閉塞感がなく、子どもたちは自由に探究できるような園にしたい」。日本の幼児教育を学びに来る留学生として、倉梯惣三の思想に大きく影響され、自分が望んでいる園の理想像を実家の西寧に実現したい。その後、中国のみなさんは横松さんが持ってきたデザインに一目惚れした。8の字に建物を立体交差させ、無限大の∞のような形だった。
     それから、言語の壁、制度の違い、工事の水準やコロナの影響など数多くの困難に直面してきたが、中国現地と協働体制を整え、着工してから4年間もした2022年3月、やっと夢のような開園を迎えた。その中で、開園に至るまで大きく機能したのは、BIMソフト「ARCHICAD」による三次元建物モデルであった。遠く離れている西寧でも幼稚園の模様をその場にいるかのように確認することができる。
     嬉しいことに、園のデザインは「日本工業経済新聞社」社長賞に受賞され、西寧ないし中国の西北地域の政府関係者に報道されたり、幼児教育業界の方々に高く評価されてきた。開園して2年間もないうちに、市の中心部から10㎞以上も離れている立地において、200人以上の園児はスクールバスで毎日通っている。一番遠い子は片方で20㎞以上も離れているところから通っているが、子ども視線で創られた園に来たいという子どもと保護者からの感想があった。このような場面を一早く横松建築設計のみなさんにも共有したい気持が一杯である。西寧森林幼稚園のみなさんも、長年積み上げてきたパートナーシップこそ大事な宝物だと共感している。
     インターネット環境が進んでいる今日、このような日中の国の壁を越えるような成功例がこれからもきっと多く湧いてくるだろう。より多くの子どもの夢を支えるように、横松建築設計とのご縁を大事にしていきたい。

  • 関東方面での保育園計画が初めてでしたが、最初から最後まで横松設計さんにサポートし ていただき、法人の想いが形になり、とても満足しております。 土地探し、公募対応、施工業者選定、入札、借入相談、補助金申請など、設計だけではなく トータルで対応していただけたので安心してお任せすることができました。
    遠方だったため zoom での打合せが多くなりましたが、法人の要望を的確に受け止めていた だき、イメージ等もたくさん出していただいたのでとても分かりやすく進めることができ ました。 また、畳のランチルームやパススルーロッカーなど、設計実績があるからこその多くの提案 があり、きめ細かな設計に感動しています。 出来上がった保育園は、木のぬくもりがある園舎と自然が感じられる園庭で、子ども達が楽 しそうに過ごしています。保護者や先生達からもとても評判が良いです。 出来上がってからも細かいところまでフォローしてくださるので、ちょっとしたことでも 安心して相談できます。これからも宜しくお願いします。

  • 私たちの保育園は、鉄骨造の建替えをお願いしました。特にバルコニーの特徴的な外観が気に入り、まさに理想の保育園となりました。また、モンテッソーリを取り入れた内装や教具入れのデザインにも大変満足しています。
    デザインに関しては、納得いくまで何度も提案してくれたことが印象的でした。おかげで、最終的なデザインに大変満足しています。
    さらに、3Dで建物の中を体験させてくれました。これにより、実際にどのような空間になるのかを事前に把握することができ、理解しやすくなりました。これは、保育園の運営において重要なポイントであるため、大変助かりました。
    建築費についても、何社も見積りを取ってくれました。これにより、コストパフォーマンスが良い選択ができました。結果として、安く済むように努力してくださったことに感謝しています。
    おかげで、新しい保育園が無事に完成しました。これからも、子どもたちに安心して通える保育園を提供できるよう、引き続きお世話になりたいと思います。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

  • 鉄骨造の保育園の建替えについて、素晴らしいサービスを受けることができました。
    特に、タイル張りのシンプルで耐久性のある外観には大変満足しています。内装や教具入れのデザインもホワイトを基調としたシンプルで機能的なもので、とても気に入りました。
    さらに、建替えの打ち合わせも丁寧に行っていただき、漏れのない図面を仕上げていただきました。何度も細かな修正にも対応していただき、本当にありがとうございました。
    また、建築費が予算内でおさまるように、複数の建築業者の入札を仕切ってくださったことにも感謝しています。こちらの要望や予算に合わせて、最適な提案をしていただきました。
    この度は本当にありがとうございました。建替え後の保育園は、子どもたちが安心して過ごせる居心地の良い場所になっています。

  • 保育園の設計において、私たちの希望をすべて叶えてくれたと感じています。特に8の字になった回遊できる廊下は、先生方も子どもたちも大変気に入っており、楽しく過ごすことができる空間になっています。
    また、木造の素材感を活かした内装デザインは、温かみがあり、自然に触れることができる環境を作り上げてくれました。これにより、子どもたちが安心して過ごせる空間が実現しました。
    さらに、BIMを用いて立体空間を体験させてくれたことで、設計段階から具体的なイメージを持つことができ、納得のいく打ち合わせが進められました。その結果、漏れのない図面が作成され、より良い保育園が完成しました。
    また、建築費が予算内に収まるよう、複数の建築業者の入札を適切に仕切ってくれたことは大変助かりました。これにより、質の高い保育園を予算内で実現できたことに感謝しています。
    全体的に素晴らしいサービスであり、私たちの保育園に対する理想を具現化してくれました。この保育園で子どもたちが楽しく成長できることを確信しています。

  • この保育園の設計には本当に感動しました。シンプルでセンスを感じる外観デザインは、園児たちが毎日楽しみに通う場所となっています。大きな吹き抜けのあるランチルームは、滑り台や空間に飛び出す家が設置されており、綺麗なライトがたくさん下げられています。ランチルームからは富士山が眺められ、子どもたちに素晴らしい景色を楽しませてくれます。
    また、子供が利用できるキッチンは食育にとても役立っています。木造の木の質感を活かした内装デザインも大変気に入っています。さらに、BIMで立体空間を体験させてもらったことで、イメージがぐっと膨らみました。納得いくまで打ち合わせを重ね、漏れのない図面を仕上げてくれたことも大変ありがたかったです。
    建築費が予算内でおさまるように建築業者とのやりとりもしてくれ、遠方の山まで監理に来てくれたのは本当に感謝しています。この保育園の設計は、園児たちの成長とともに、私たちの心にも深く刻まれることでしょう。

  • 私たちの要望を丁寧に聞いてくださり、広大な敷地に障害者入所施設、多目的ホール、保育園、就労支援施設の4つの建物を設計していただきました。何度もプランニングを繰り返すことで、最高のプランができあがり、私たちは大変満足しています。
    この施設のデザインは、一見すると福祉施設には見えないモダンなデザインで、利用者の皆様にも快適に過ごしていただける空間が提供されています。また、施設のコンセプトであるまちづくりも実現でき、地域に根ざした施設ができあがりました。
    設計チームは、コストパフォーマンスにも優れた設計を提案してくれ、予算内で素晴らしい施設が完成しました。プロジェクトを進める中で、設計チームは粘り強くクライアントに寄り添い、我々の要望を的確に捉え、素晴らしい仕上がりになったことに感謝しています。

  • 就労支援施設、高齢者デイサービス、発達支援、放課後デイサービスといった多機能を備えた施設は、前例がないほど珍しいケースでしたが、設計チームは丁寧に対応してくれました。
    デザインは非常に秀逸で、私たちだけでなく関係者からも大変評判の良いものとなりました。内装デザインやディスプレイまで一貫して手掛けていただき、統一感のある施設に仕上がりました。また、BIMを用いた提案はわかりやすく、理解しやすかったです。
    設計変更にも柔軟に対応していただき、気兼ねなく相談することができました。そして、建築コストも予算内で収まり、それ以上の価値を感じる素晴らしい建物が完成しました。
    この設計チームと一緒にプロジェクトを進められたことを心から感謝しております。今後も多くの人たちが利用するこの施設が、地域の福祉に貢献できることを確信しています。今回のプロジェクトを成功させてくれた設計チームに改めて感謝申し上げます。

  • YA+Aは素晴らしい仕事をしてくれました。まず、彼らのデザインが非常に魅力的で、それが私をウェブサイトで問い合わせさせるきっかけとなりました。しかし、彼らのサービスはデザインだけに留まらず、貸店舗を成功させるためのビジネス面でもたくさんの知恵を提供してくれました。
    この会社は、ウェブでの集客にも力を入れてくれ、効果的なマーケティング戦略を提案してくれました。これによって、建物がオープンする前にすでにテナントが入る状態になり、大変喜ばしい結果となりました。
    建物自体もデザイン性が高く、資産としてとても価値のあるものができあがりました。このような素晴らしいサービスを提供してくれた会社に感謝の気持ちでいっぱいです。彼らは私が持っていたビジョンを具現化し、期待以上の成果を引き出してくれました。
    これからも、彼らのサービスを利用したいと思いますし、友人や知人にも自信を持ってお勧めできる会社だと感じています。彼らの専門知識と経験によって、私の事業はさらに成功へと導かれることでしょう。本当にお世話になりました。

  • この歯科クリニックの設計に関して、選んだ建築コンペの会社が素晴らしい仕事をしてくれたと感じています。外観は白を基調としたシンプルなデザインで、飽きのこない変化とアクセントがあり、非常に満足しています。
    内装についても、高いセンスが感じられ、ホワイトをベースに木の素材を取り入れたデザインは患者からも大変好評です。また、近隣のクリニックとの差別化が図れており、これからも多くの患者に愛されるクリニックであることを確信しています。
    作業スペースも色分けや仕組化がされており、衛生的な環境で働けるようになっています。これにより、患者に安心して治療を受けていただけると思います。
    打ち合わせの際には、3Dでの確認が可能で、理解しながら進めることができました。これにより、イメージ通りのクリニックが実現できたと感じています。
    このクリニック設計の素晴らしさに感謝し、今後も多くの患者に喜んでいただけるよう、スタッフ一同努力してまいります。この度は、本当にありがとうございました。

  • クリニックの設計において、外観はシンプルでセンスの良さが感じられるデザインが施されており、木目のタイルが非常に印象的です。これにより、患者様からも大変好評であると感じています。
    内装についても、同様にシンプルかつセンス良く、木調のアクセントや石張りのデザインが取り入れられていることが気に入っています。このデザインは、落ち着いた雰囲気を演出しており、患者様にも安心感を与えることができるでしょう。
    また、動線についてもシンプルで働きやすい配置になっており、設計の段階からこだわっていただいたことが感じられます。これにより、スタッフの効率的な働き方が実現でき、患者様へのサービスも向上しています。
    素材にもこだわりがあり、デザイン性や掃除のしやすさに優れているため、非常に満足しています。打ち合わせの際には、3Dで確認しながら進めることができたので、イメージをよく理解しながら設計を決定することができました。
    全体として、このクリニックの設計は、機能性とデザイン性のバランスが絶妙であり、多くの患者様から支持されていると感じています。この設計によって、クリニックが一層信頼される場所となっていることを実感できます。

  • この度は、私たちの老人ホームの設計を担当していただき、誠にありがとうございました。外観に関しては、シンプルでローコストを目指していただいたことが大変喜ばれました。また、アクセントを加えていただいたおかげで、単調にならずに美しい仕上がりとなり、非常に満足しております。
    設計過程での打ち合わせについても、3Dで確認しながら進めることができたので、私たちがどのような建物になるのかをイメージしながら決定を下すことができました。そのおかげで、細部にわたるまで意見を取り入れていただき、理想に近い形での設計が実現しました。
    また、プロジェクトの進行においても、迅速な対応と丁寧な説明があり、安心して任せることができました。私たちの要望や疑問にも親身になって対応していただき、大変感謝しております。
    お陰様で、老人ホームが完成した際には、入居者の方々からも大変好評であり、これからも多くの方々に安心して過ごしていただける場所となることでしょう。
    この度は本当にお世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 私たちの家の設計をお願いした際、外観はSOLIDOを使用してシンプルでセンス良く仕上げていただき、大変気に入りました。また、妻からも高い評価を受けています。内装もシンプルで、吹き抜けのデザインがとてもおしゃれで気に入っています。
    我が家では犬を飼っているため、床の材料にタイルを選んでいただいたことは本当に感謝しています。タイルは犬の爪にも優しく、お掃除も簡単にできるので大変助かっています。
    また、家の動線もシンプルで、働きやすさにこだわった設計がなされていて、日々の生活が快適です。屋上にはバーベキューができる広いスペースがあり、家族や友人と楽しい時間を過ごせます。
    インナーガレージから愛車をリビングで眺めることができるデザインも最高で、特別な空間が作られています。使用されている素材にもこだわりがあり、デザインや掃除のしやすさも素晴らしいです。
    設計の打ち合わせでは、3Dで確認しながら進められたため、分かりやすく、自分たちの希望通りの家ができ上がりました。このような素晴らしい家を設計していただいたことに心から感謝しています。本当にありがとうございました。

  • 今回、保育園の設計をお願いしましたが、補助金の申請や近隣説明会、役所対応まで幅広くサポートしていただき、大変助かりました。外観はカントリー調でセンスが良く、保護者からも好評です。私自身も大変気に入っています。
    内装もシンプルで木調のアクセントや吹き抜けのデザインが取り入れられ、素晴らしい雰囲気が漂っています。動線もシンプルで、働くスタッフが快適に過ごせるように設計されており、効率的な運営ができる環境が整っています。
    素材にもこだわりがあり、デザインや掃除のしやすさが兼ね備えられているので、維持管理が容易です。打ち合わせでは、3Dで確認しながら進めることができたため、イメージがしっかりと把握でき、スムーズな進行が可能でした。
    この設計により、子どもたちが安心して過ごせる保育園ができ上がりました。保護者の方々からも高い評価をいただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。今後もサポートをよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

  • 私が依頼した設計は、クリニック、高齢者デイサービス、サービス付き高齢者住宅という複雑な要素を含むものでした。YA+Aはこれらの要素を見事に融合させて素晴らしい複合施設を完成させてくれました。
    外観はシンプルでありながら、細部に変化をつけることで親しみやすさを感じさせるデザインに仕上げてくれました。内装は白と木調の組み合わせで、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。特に、サービス付き高齢者住宅部分はホテルのような高級感あふれるデザインに仕上げてくれました。
    打ち合わせの際には3Dで設計を確認しながら進めることができたので、私自身もプロジェクトに深く関与することができました。そのおかげで、最終的な設計に対する理解が深まり、私の理想とする施設が具体的に形になった瞬間は非常に感動的でした。

  • 薬局の設計をお願いし、素晴らしいリノベーションができたことを心から感謝しています。東京北区で既存の店舗をリノベーションし、薬局を作ることができました。デザインについては、シンプルな内装で白と木調の組み合わせが気に入っています。このデザインは、清潔感がありつつも落ち着いた雰囲気を作り出しており、お客様にも好評です。
    打ち合わせの際に3Dで確認しながら進めることができたため、よく理解しながら計画を立てることができました。これにより、無駄な手間や時間をかけずに効率的にプロジェクトを進めることができました。

  • 以前に教会の設計を依頼し、その結果に大変満足していたため、今回も園舎の建て替えについて依頼することにしました。YA+Aの仕事には改めて感心させられました。
    私が望んでいたのは、平家で木造の温かみを感じられる建物で、それはまさに彼らが提供してくれました。そのデザインは、新しく、それでいてどこか懐かしさを感じさせるもので、すばらしいと感じています。
    特に、既存の建物の床材を外壁に転用したアイデアは素晴らしかったです。この新たなデザインは、懐かしさと新しさが融合した感じで、私の心を捉えました。
    打ち合わせの際に3Dで確認しながら進めることができたため、設計の全体像をしっかりと理解することができました。そのおかげで、理想の園舎が具現化される過程を目の当たりにし、大変感動しました。

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お客様の声番外編:YA+A代表横松の体験談

私はプロとしてお客様の建築に関わる以外にも、自宅やオフィスなど自分がクライアントとしての建築や物件購入、事業の立ち上げをしてきました。

以下がこれまでに経験してきた自分達のためのプロジェクトです。

・自宅マンションのリノベーション
・自宅新築
・自社オフィス建築 木造
・自社オフィス用マンション購入
・自社オフィス建築 鉄筋コンクリート
・自宅をリノベーションしてゲストハウス
・就労支援事業立ち上げ
・建築系スキルコンテンツ販売事業立ち上げ

建築を考える上での悩みはもちろん、金銭面、納期、メンテナンス等の施主としての悩みも多く体験してきました。
デザインや機能、規模とコストのバランスに悩んだり、資材の遅れによる納期に悩まされたり、購入した中古物件のメンテナンスに悩んだり。
事業計画、資金計画を立て、資金調達に金融機関相談や補助金申請も経験しています。

YA+Aはそれらを一つ一つを自分達の出来事として検討して実際に体験しながら克服してきたのでお客様の色々な気持ちや悩みが理解できますし、解決する事ができます。

お気軽にご相談ください

YA+Aがお客様の無料診断をさせていただきます。
YA+Aに1時間程度いただければ、お客様のご要望、課題、疑問等を『無料診断』して建築を進めていく上で必要な『建築プラン』をお作りさせていただきます。
『建築プラン』の内容は
・概算スケジュール計画
・建築計画概要書
上記2点です。
この内容で今後建物の建築をどのように進めていけば良いかの道標をお作りします。
ここまでは『無料』です。

建築計画をより具体的にしたい場合は『ファーストプラン』をご依頼ください。
(費用は想定される規模によって変わりますので無料相談時にお伝えします)
『ファーストプラン』の内容は
・建物のボリューム検討
・ボリュームを元にした概算資金計画
・全体のスケジュール計画
上記3点です。
この内容で、ラフな建物プランや資金計画、スケジュールを把握して計画のベースをお作りします。
このフェーズがまとまれば実際の設計やデザインの本格的なフェーズに入っていきます。
YA+Aの『ファーストプラン』にご満足いただけない場合は無料とさせていただきます。
診断は対面以外にもメール、電話、LINE、テレビ電話を用意していますのでお気軽にご依頼ください。

様々な分野のプロフェッショナル集団 横松建築設計事務所

無料診断

YA+Aでは建築に関する無料診断をおこなっております。
お客様のお話を伺って、『建築カルテ』をお作りさせていただきます。
場所はYA+Aのオフィスに来ていただくか、zoomで行うか、お客様指定の場所にお伺いさせていただきます。
どんな事でもお気軽にご相談ください。

提出物
・概算スケジュール計画
・建築計画概要書

メリット
建築を実現するためにやるべきことがわかる
お客様の計画を実現するためのの手がかりを得られる
設計事務所の仕事の進め方を理解出来る

YA+Aへ無料相談する

ファーストプラン

低コストでできる初期計画。
建築計画のスタートに絶対必要な
・建物のボリューム
・概算の資金計画
・全体のスケジュール
の検討をお手伝いします。

お客様はその資料をもとに計画が適正であるかを判断することができます。

まずはファーストプランをご依頼していただければ、その後の計画をどう進めればよいかの指針をお作りします。
費用は計画を進める場合は設計料に充当しますので、初期段階での検討費用を抑えることができます。
※計画を進めない場合には実費精算となります。
YA+Aの仕事にお客様が満足出来ない場合は無料とさせていただきます。

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