工場を新設・増設する際、スケジュールや申請手続きをまず把握しておくことが工場を建設する上で、非常に大切なことです。
特に申請手続きが遅れてしまうと工期が伸びてしまう可能性がありますし、工事は始まっている途中であれば、その分人件費もかかってしまいます。
余計なコストがかからないようにするためにも、事前に工場の建設に関わるスケジュール・申請手続きをきちんと把握しましょう。
コラムのポイント●工場建設におけるスケジュールが分かります。
●工場の建設に必要な申請手続きが分かります。
●BIMは、建設から工場の維持・管理までまとめて把握することができるため導入することをおすすめします。
Contents
大きく分けると4つのステップをふんで、建設がすすんで行きます。
工場を建てようとする土地を決めたり、工場で行う業務を決めたり、事業計画を立てます。
もちろん工場建設に関わる予算をたてたり、建設を依頼する業者(設計事務所)に相談したり、いわゆる下準備を整えていきます。
計画に従って、工場の設計をし、必要な申請手続きを行なったり、近隣地域への説明を行なったり、やることが盛りだくさんです。
工事の設計において、レイアウトをどうするのか、利益にもつながる大切な部分ですので、焦ることなく時間をかけて行いましょう。
ここまでくると、工場が完成するのを待つばかりとなりますが、建物の建設には、基礎工事(土台づくり)から始まります。
参考までに建物ができるまでの流れもご紹介します。
① 基礎工事
② 柱や床などの構造の施工
③ 屋根や外壁の外枠工事
④ インフラ工事・内装・外装仕上げ
⑤ 機械などの設備搬入
設備が搬入されると、工事の完了まで間近となります。
工事が終わると、行政による工事完了の検査が行われます。また設備の試運転も行なった上で、相互の工事完了確認を終えて、建物が引き渡されます。
工場の建設に必要な申請・届出は以下の通りです。
何よりもまず工場を設置するなら、申請しなければいけない届出です。
工場の所在地、規模、業種などの詳細情報や、建設計画、環境への影響評価、安全対策などをまとめた書類の提出が求められます。
自治体により異なりますが、一例として大阪市の場合でご紹介します。
面積が500㎡以上の土地において開発行為を行う場合は原則として開発許可の対象となっています。
参考:大阪市
建物を建てる場合に申請しなければいけません。
建築物の用途、敷地の所在地、構造、規模、高さ、階数、敷地などの情報に加え、防火対策や排水処理や騒音対策といった内容、その他非常に多くのことを記載し、提出します。
この許可が下りなければ、工事を開始することができません。
建築申請でも防火に関して書類を提出しなければいけませんが、工場は火災のリスクが高い建物であり、消防に対しても提出が必要です。
特に危険物を取り扱う場合は、届出提出前にも所轄消防署に事前相談をしておく必要があります。
SDGsやESG投資をはじめ、環境への意識が高まっている中で、特に工場では環境への配慮を忘れてはいけませんよね。全ての工場で求められるわけではありませんが、対象となる場合がありますので、ご紹介しています。
ざっと代表的な届出をご紹介していますが、自治体や業種によって、必要な届出が異なります。
工場の建設において対象となるか、こちらの環境省環境アセスメントガイドよりご確認ください。
相談する設計事務所が先導してくれたり代行してくれる場合があるとは思いますが、任せっきりにならないようにしましょう。
BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称です。
建築の設計、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータが入力され、変更があった際もすぐ、変更点がみんなで共有することができます。
工事完了後も、建物に関するデータが維持され、メンテナンスの管理も行えるため、ずっと活用していくことができるツールです。
導入に際し、ソフトの購入など費用がかかる面もありますが、使うメリットの方が大きいので、導入して損はないと思います。
工場建設の際は、事業に関わる大きな出来事ですから、手抜きすることなく、一つ一つ段階をクリアしていかなければなりません。だからこそ、専門家の手を借りて進めていくことが肝要です。
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『建築プラン』の内容は
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上記2点です。
この内容で今後建物の建築をどのように進めていけば良いかの道標をお作りします。
ここまでは『無料』です。
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(費用は想定される規模によって変わりますので無料相談時にお伝えします)
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