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保育所保育指針|改定のポイントと保育園・保育室の整備

保育所保育指針は、保育園の経営を考える上で切っても切り離すことはできません。
また、保育所のみではなく、認可外保育園、こども園、家庭的保育事業も、指針の対象です。

どんな形態であっても、子どもたちを保育する場を提供する場に違いはありませんので、指針に基づいた保育園・保育室を提供できる準備を進めましょう。

今回は、【最新版】保育所保育指針のポイントをまとめつつ、どのように保育園・保育室の環境を整えていけばよいのか、まとめました。

コラムのポイント●保育所保育指針の概要、改定のポイントをまとめました。
●保育所保育指針を軸にした、保育園・保育室の環境の整備の仕方を一例としてご紹介します。

 

保育所保育指針の概要

ルアナきぬの里 保育室

保育所保育指針とは、厚生労働省がとりまとめ、保育所保育の基本となる考え方、や保育のねらいや内容(子どもがこんなふうに育ってほしい、就学までに育みたい力)などを踏まえた保育の仕方、保育に関する運営について定められたものです。

昭和40年に策定され、数回の改定が行われており、2022年時点では、2018年に改定された内容に準じます。

 

 

保育のねらいと内容

保育所保育指針に策定されている内容とは、子どもがこんなふうに育ってほしい、就学までに育みたい力を明文化し、5つの領域に分けて示されています。

5つの領域とは?
■健康
■人間環境
■環境
■言葉
■表現

引用:保育所保育指針解説

 

つまり、保育所保育指針とは、子どもを保育する際に上記の5つの領域について、保育期間中に、それぞれの育みたい力をどう育むのか具体的に示されています。

 

具体的に示されていますが、保育所の立地や環境に応じて適宜合わせることとなっていますが、全国の子どもたちがそれぞれ同じ意図をもって成長しておくべきという考えのもとで策定されていますので、必ず念頭において保育現場を整えていかなければいけません。

 

 

保育園在園中に育みたい力を知っておく

保育園保育指針では、5つの領域を軸とした、就学前(幼児期までの終わり)に育ってほしい姿として、10項目(10の姿)を示しています。

 

・健康な心と体
・自立心
・協同性
・道徳性・規範意識の芽生え
・社会生活との関わり
・思考力の芽生え
・自然との関わり・生命尊重
・数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
・言葉による伝え合い
・豊かな感性と表現

 

 

一見難しいように感じられますが、登園したら、連絡ノートを先生にみせる、園庭や外に出る際は帽子をかぶり、靴を履くことを自分でできるようにすること、自然に触れる、絵本を読む、遊具や玩具を通じて形の概念を学んだり、お友だちと遊んだりしましょうと普段の園内の生活そのものです。

反対に言えば、園内の生活にはこれほどの意味があることが分かりますね。

 

 

改定の際の重要ポイント

さて、2018年の改定内容についてしっかりと把握しておきましょう。

以下の5つの項目が現代のニーズ・状況に合わせて改定されたものです。

 

●1歳以上3歳未満(乳幼児)」と「3歳以上」に分けられた
●保育園は、「幼児教育を行う施設」に位置付けられた
●災害対策と子どもの健康(アレルギーへの配慮)の見直し
●子育て支援の充実を図ること
●職員のキャリアアップなど具体的な内容

 

特に保育園が「幼児教育を行う施設」とされたことは大きな変革です。
これまでは、保育園=養育の場、幼稚園=幼児教育の場とされていたからです。

だからこそ、この保育園保育指針では、保育園だけではなく、子どもの保育を請け負う場全ての施設・事業が対象となっていることもポイントです。

 

 

施工事例をみる

 

 

改定のポイントと保育園・保育室の整備

けいほう保育園

先ほどお伝えした改定のポイントを、どのように保育園・保育室の整備に反映させていくのか、考えていきましょう。

 

 

「1歳以上3歳未満(乳幼児)」と「3歳以上」に分けられた

 


近年では保育所では、0歳児も受け入れられていますね。むしろ0歳児から入園しないと1歳児からではより入園が厳しくなっている現状が見受けられます。

さて乳幼児期は特に、個々の発達が著しい時期ですし、保育士のサポートがより多く、時期に合わせた適切な保育環境が求められることはいうまでもありません。

 

少しずつ自分のことができるようになる「3歳以上」と分けることによって、就学前の段階にスムーズに移行できるように、3歳までに育みたい力・姿として指針の中で示されています。

 

例えば、トイレですが、3歳以上の子どもが使用するトイレは、キッズトイレのようなスタイルが好ましいですね。

篠井保育園

時には失敗することもありますので、掃除がしやすい、園児が転倒しにくいなどの工夫も必要です。

 

また、乳幼児はまだまだおむつですが、時には漏れてしまい、背中や足まで汚れてしまいますから、おしりなどを洗うための場所をつくっておきたいです。

 

 

「幼児教育を行う施設」に位置付けられた

ブックカフェ
就学前までにひらがなを書ける・読めるようにしておくという暗黙の了解の風潮があります。小学校側もせめて自分の名前だけでもできるようにしておいてくださいとの要望も少なからずあります。

 

しかし、保育所保育指針の中では、文字や図形など関心をもつようにする、絵本の読み聞かせをする、言葉遊びをするとあります。

 

保育所・保育室では、少なくとも絵本に触れやすい環境を整備することや図形などに親しめるような玩具や内装にすることが肝要でしょう。

 

 

災害対策と子どもの健康(アレルギーへの配慮)の見直し

安全・防災意識が社会的にも高まっているように、自然災害に対する備えをどう準備するのか、もし災害が起きた場合、どのような行動をするのかを普段から保護者や地域と連携することと示されています。

 

例えば、防火設備・避難経路を確保すること、月1回以上は避難訓練を実施することや安全点検を行うこと、備品や遊具などの配置や適切な保管を行うことといった具体的な内容が盛り込まれています。

 

また昨今の食物アレルギーをもつ子どもが増えているため、職員が適切な対応が行えるように、安全な環境の整備や知識と共有しておくことがきちんと明記されています。

 

 

子育て支援の充実


在園児の保護者だけでなく、地域に暮らす子育て世帯への支援も含まれます。

 

園庭開放を行ったり、同世代の保護者が集まる機会を設けたり、もしくは地域の子育てサークルに職員を派遣し、子育て相談にのるように、地域で連携することなどが対応として考えることができます。

 

もちろん、在園児の保護者に対しては、子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の意図の説明などを通じて、保護者との相互理解を図る、連携をとることも不可欠です。

 

 

職員のキャリアアップなど具体的な内容

ナーサリースクールとまつり
保育の質を上げるためには、保育を直接行う職員の質が大切です。外部研修を積極的に活用することなどの内容が盛り込まれています。

 

キャリアアップも大切ですが、働きやすい環境であることも大切です。
いつでも目が届くように、死角をつくらない配置やスムーズに子どものサポートができる動線が確保されているといったことも、これから保育所・保育室を整備する上で、一緒に考えて準備していくことも忘れないようにしましょう。

 

職員も大切にできる環境が、働きやすい環境をつくり、保育の質もよりよいものにできるのです。

 

 

施工事例をみる

 

 

保育所保育指針はしっかりと把握しよう

保育所保育指針は、保育に携わる者として、しっかりと把握し、行動しなければいけません。
今回は、2018年に改定された保育所保育指針のポイントと、改定内容に合わせて、どう保育所・保育室の環境を整えるのか、ということをお伝えしました。

 

安定した経営を行うためには、保育所保育指針だけではなく、保育所の理念とともに、園舎や園庭、保育室に反映させなければ、待機児童がいたとしても、園児が集まりにくくなるでしょう。

 

だからこそ、経験豊富なプロに相談しながら、準備を進めていくことをおすすめします。

 

 

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