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障害者グループホームのサービス内容| 利用のメリット・デメリットを考えた経営を

グループホームの利用者には、認知症高齢者と障害者がいます。グループホームの認知度が高いのは、認知症高齢者でしょう。

だからこそ、今回は障害者グループホームに目を向け、障害者グループホームのあり方、サービス内容、利用のメリット・デメリットをまとめました。

これから障害者グループホームの開業を目指している方にとって、利用者の目線から考えることで、どんな施設が求められているのか、見えてくるでしょう。

コラムのポイント
●障害者グループホームは、障害者総合支援法で「障害者」と認められている方が利用できる共同生活の住まいのことです。
●障害者グループホームの利用者のメリット・デメリットが分かります。
●障害者グループホームの建物の注意点(建物のつくり、考え方)が分かります。

 

障害者グループホームの概要


障害者グループホームは、 住宅地に立地し、障害のある方が、地域住民との交流が確保される地域の中で、家庭的な雰囲気の下、10名以下の定員で共同生活を営む住まいの場を提供します。
一般的にグループホームと呼ばれていますが、国の制度上では、「共同生活援助」といいます。

なお、もう一つの認知症高齢者のグループホームでは、介護保険を利用できますが、障害者グループホームでは、介護保険を利用することができない点で、大きな違いがあります。

(参考:厚労省 共同生活援助に係る報酬・基準について 資料

 

利用者および利用条件

障害者グループホームを利用できる方は、身体障害者、知的障害者、精神障害者、難病患者など、障害者総合支援法が定める「障害者」に該当する方です。

なお、身体障害者の方は、65歳未満の方、および65歳に達する前日までに障害福祉サービスやこれに準ずるものを利用したことがある方に限定されています。

 

サービス内容

入浴・食事・掃除など日常生活で必要なことのサポートや、地域の中にある共同生活住宅で地域交流をしながら暮らし、ご自身でできることを行いつつ、できることも増やせる訓練もサービスとして提供します。

 

介護サービス利用におけるグループホームの分け方

◯介護サービス包括型
利用者・事業所数が年々増加をしています。

主に夜間、利用者の食事などの生活サポートをサービスとして提供するだけでなく、「介護」にいたるところも、同じスタッフが提供します。

◯外部サービス利用型
主に夜間、利用者の食事など、生活面のサポートを行いますが、「介護」の部分に関しては、外部の居宅介護事業者に委託をします。

介護サービス包括型の方が、ニーズが高いこともあり、事業所の数は、減少傾向になっています。

◯日中サービス支援型
本来であれば、夜間のみ生活をサポートを行いますが、日中時においてもサポートします。
短期入所(定員1~5人)を併設し、在宅で生活する障害者の緊急一時的な宿泊の場を提供します。
事業者数は、3つの種類の中では、もっとも少ないです。

 

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障害者グループホームのメリット


●住み慣れた場所で住み続けられる
●自立
●介護者の負担軽減
●孤立化を防ぐ

詳しく見ていきましょう。

 

住み慣れた場所で住み続けられる

グループホームは、住宅地にあり、なおかつ該当地域の住民票があることが条件になっていることが多いです。
その分、住み慣れた土地から移動することもなく、入居することができます。

特に住み慣れない土地に移動すると、心の負担が大きく、慣れるのに必要以上に時間がかかるため、知っている土地であることは、非常に有効です。

 

自立

グループホームでは、あくまで生活でうまく行動ができないことをサポートします。
機能訓練もありますので、親御さんやご親族の方の手を離れて、自立できるようにするためです。

 

介護者の負担軽減

グループホームでは、利用者が障害者の方であるため、入所することで、本人の成長を促します。
できることが増えれば、介護をしている方の負担を減らすことにつながります。

 

孤立化を防ぐ

今の日本の社会で、問題となっているのは、高齢者が単身世帯が増えていることや老老世帯が増えていることです。
誰かと一緒に暮らすこと、スタッフがいることで、急に病院に行くような事態が起きても対応することができます。

障害者グループホームのデメリット


●費用がかかる
●施設数が少ないため、入居待ちになる可能性がある
●同居者との相性
●医療ケアが少ない

 

費用がかかる

グループホームでは、入居時のまとまった費用だけでなく、日々の生活費など月々支払いが必要です。
認知症高齢者のグループホームでは、介護保険を利用できるにもかかわらず、障害者グループホームでは介護保険の適応外となります。

 

施設数が少ないため、入居待ちになる可能性がある

障害者グループホームは、令和二年時点で、事業所数は、7,718であり、利用者数は114,554名で、必要数が足りていません。

そのために、空きが少なく、もし入居を希望したとしても、退去者待ちになりやすいです。

 

同居者との相性

グループホームは、他人と共同生活を行う場所です。人には相性がありますから、同居者どおしの性格が合わないとトラブルが多くなる可能性があります。

 

医療ケアが少ない

何度もお伝えしていますが、グループホームは、生活のサポートを提供することが主体です。
そのため、医療ケアが思ったよりもなかったと、残念に思う方も少なくありません。

 

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障害者グループホームの建物における注意点


障害者グループホームは、メリット・デメリットがあり、経営側も利用者側も、状況をしっておくことが大切です。
サービス面でこれまで、お伝えしていましたが、次に、「建物」における注意点もご紹介します。

 

●ご近所の理解をえること
●利用者が脱走する可能性を考えておく必要がある
●修繕の回数が多い(可能性が高い)

 

経営者側の注意点になりますが、開業にあたり、あらかじめ想定しておかなければいけません。
いくら国が地域に溶け込むことを求めていても、実際受け入れる側は、一歩踏みとどまってしまう可能性があります。

 

実際に運営しはじめてから、入居者によってはトラブルを引き起こす場合もあり、責任問題を問われてしまうこともありえます。

特に、知的障害者向けのグループホームでは、入居者が脱走する可能性もありますし、個人によって、必要なサポートが違い、個々の対応が求められます。

そのため、さまざまのことを想定し、建物を建てる必要があります。

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障害者グループホームの安心安全な経営のために

障害者グループホームは、ニーズは確実にあり、開業後、入居者の募集を行いやすいでしょう。
しかし、地域への理解を求める時間と手間がかかりますし、準備を入念に行っても、想定外のことも起こります。

 

ある程度、心の余裕を持つことも必要ですし、スタッフの入居者への寄り添う姿勢が大切です。

 

特に建物のつくりに関しては、何回も修理を業者に依頼することもありますし、どんな工夫をすればよいのか、建築士と共同で考えていかなければなりません。
建築士と長い付き合いになっていくと思いますので、信頼のおける、経験豊かな建築士を見つけてください。

こちらにお電話をおかけください。

03-5284-7106

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