SDGsまちづくり|ユニバーサルデザインとバリアフリー

SDGsには、貧困層、障害者、女性など、脆弱な立場に置かれやすい人々を地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことが大前提にあります。SDGs活動の目標の一つとして、「住み続けられるまちづくり」があります。まちづくりといっても日本政府としてはインフラ整備の重要性を特に取り上げ、活動プランを立てていますが、インフラ整備だけでなく、様々な活動にも関係する『ユニバーサルデザイン』に注目します。

ユニバーサルデザインとは

障害の有無や、年齢、性別、人種などにかかわらず、最大限・可能な限り、より多くの人々が利用しやすい製品やサービス、環境をデザインする考え方のことです。
1980年に、アメリカの建築家兼デザイナーでもあったロナルド・メイス氏によって発案されました。
ユニバーサルデザインの大きなポイントは、「あらゆる人に利用しやすいデザイン」であることです。

企業の活動で取り組まれている場合も増えていますし、今後の世界でも一つの指標・基準として使われていく考え方です。

ユニバーサルデザインの認知されているのか

今では小学生の社会の教科書にも、紹介されているぐらい認知度が高まっていますが、、言葉に馴染みのない世代には、英語でいう大学なのか、関西のテーマパークなのか頭が混乱しやすい場合もあります。

そのため、現状での認知度はそれほど高いとは言えません。
しかし、小さい頃から教育現場で用いられていますし、世界基準を踏まえると、近い将来、認知度はぐっと高まっているでしょう。

ユニバーサルデザインの7原則

では、ユニバーサルデザインを構成する7つの原則をまず念頭に入れましょう。ユニバーサルデザインの製品・サービス化において原則を中心に考えていくことが可能になります。

なお7原則は、アメリカのノースカロナイナ大学のユニバーサルデザインセンターにより提唱されています。

1.誰にでも使えること。(Equitable Use)
2.使う上で柔軟性があること。(Flexibility in Use)
3.使い方が簡単で、直感的にわかること。(Simple and Intuitive Use)
4.必要な情報がすぐにわかること。(Perceptible Information)
5.簡単なミスが危険に繋がらないこと。(Tolerance for Error)
6.身体的な負担が少ないこと。(Low Physical Effort)
7.アクセス・利用しやすい十分なスペースが確保されていること。(Size and Space for Approach and Use)
参照:建築研究所

7つの原則がありますが、製品やサービスにユニバーサルデザインを用いる際は、全原則を満たす必要もなく、また、他者からユニバーサルデザインかどうかを評価するための指標でもありません。

ですが、何かを製品化・サービス化する際は、、経済性や、技術的条件、文化的要件、男女差や環境への影響も考える必要がありますので、注意しましょう。

バリアフリーとユニバーサルデザインの違い

さて、ここで気になってくるのが、バリアフリーとの違いではないでしょうか。
多目的トイレを例えとして考えると、実はバリアフリータイプとユニバーサルデザインタイプがあります。

ユニバーサルデザインの考え方である、「あらゆる人」が使うことを念頭においてみましょう。

バリアフリーであれ、ユニバーサルデザインであれ、扉の大きさには変わりありませんし、使用する便座に関しても大差はないでしょう。
考えるべき点は、中の設備です。バリアフリーであれば、通常よりも広い面積はもとより、手洗い場が低く設置されていたり、操作しやすいように自動タイプの水栓かと思います。
一方で、ユニバーサルデザインの多目的トイレには、まずスタンディングボード(着替え台)・子供用の便器・ベビーベッドなど、使用者が車椅子利用者に限定されず、こベビーカーを押して入るお母さん、未就学の小さなお子さんと色々な人が使えるように設備が揃っています。

バリアフリーとは

そもそものバリアフリーに対する考えを整理してみましょう。

障害となるものを排除し、生活しやすくしていこうという考え方です。特に建築では、段差の解消をはじめ、手すりの設置、出入り口の幅を広くするなどの対応が行われています。
公共交通機関であるバスでは、リフト付き車両バスやスロープ板付き車両バスの導入が代表例といえます。

ユニバーサルデザインとバリアフリーの違い

まず、対象物を利用する人を障害者に限定しているか、あらゆる人が使うかどうかです。

バスの例でお伝えすると、リフト付き車両バスやスロープ板付き車両バスでは、あくまで車椅子を利用されている方限定で、バスの利用がしやすい環境を整えられましたが、今ではノンステップバスが主流です。ノンステップバスは、あらゆる人にとって段差を登る・降りるという障害を除いて、利用しやすい環境が整えれていると考えられますので、ユニバーサルデザインに該当すると言えるのです。

なぜバリアフリーとユニバーサルデザインを混同しやすいのか

ユニバーサルデザインという考え方の認知度が高まっている事実はありますが、馴染みがないのは、日本の法令では「バリアフリー新法」という名称のもと施行されているためでしょう。「バリアフリー新法」の中で、ユニバーサルデザイン推進も含まれていますが、全面的に表立っていないからでしょう。

まちづくりにはユニバーサルデザイン

日本では、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」は、あらゆる人との共生社会の実現を目指した計画があります。その計画には国民の意識や行動に働きかける「心のバリアフリー」と街そのものをユニバーサルデザイン化する「まちづくり」が提唱されています。

誰もが暮らしやすい「まちづくり」には、現行、実施されているバリアフリー化を求める施設の範囲を、公共交通機関・建築物・道路だけではなく、路外駐車場・都市公園にまで大きく範囲を広げ、高齢者や障害のある人、女性などが日常生活や社会生活において利用する施設をより使用しやすい形へと変化させていくことです。

政府として計画されている内容はもとより、これから新たに建物・商業施設などを設立する際には、どう整備すればユニバーサルデザインになるのか考えてみましょう。

企業として社会評価が上がる

製品化・サービス化において、ユニバーサルデザインを導入することは、社会に貢献していると判断されるため、企業の評価がぐっと上がります。
場合によっては、政府から認定され、導入内容を広め、しいては社名も広げるきっかけとなります。ぜひ何かしらの参入をしてみましょう。

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