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デザインビルドとは?建築事務所が対応する多様なニーズ

震災復興や東京オリンピックなど、多くの建築需要の高まりの中で採用されているデザインビルド。かつて公共工事では、デザインビルド方式は採用されていなかったものの、今では随分とニーズが高まっています。

横松建築設計事務所では、長らくデザインビルド方式を採用しています。このように、民間では長い間採用されてきた、デザインビルドとはどのようなものなのか。どんなメリットが挙げられるのか、デザインビルドに求められる課題は、など詳しく見てみましょう。


コラムのポイント
・デザインビルドとは、一つの企業あるいは事業体が一体的に設計と施工を実施するもののうち、設計の契約と工事の契約を同時に行う方式のことです。
・デザインビルドのメリットとして、発注者調整業務の負担減や、設計、施工期間の短縮、コスト削減などが挙げられます。
・このコラムを読んでいただくことで、デザインビルドについての知識を得ることができ、これからの建築を任せることができる建築設計事務所の存在を知ることができます。

デザインビルドとは

デザインビルドとは、一つの企業あるいは事業体が一体的に設計と施工を実施するもののうち、設計の契約と工事の契約を同時に行う方式である、と設計・施工一括発注方式導入検討委員会報告書(2001年)によってまとめられています。

・施工方法などによって設計内容が大きく変わる場合など、設計内容を発注者が1つの案に決められない
・設備工事などで設計と製造が密接な連携を取れない
・設計後に工事を発注する、という時間的余裕がない
といった状況に有効な手段として用いられています。

 

公共工事で採用されてこなかった過去

かつて、公共工事は設計と施工を異なる者が実施し、設計と施工は分離が原則とされていました。設計者は発注者に委託されて設計図を作成し、その設計図を元に価格競争入札が行われることで施工業者が決まる、というのが一連の流れでした。これらは1959年の建設省事務次官通達の中でも、設計の受託者は当該工事の入札に原則として参加できないもの、とされています。
民間工事とは異なり、公正に、安く工事を行うために保たれ続けてきたバランスが崩れたのには、『社会の変化』と『生産性と品質管理の見直し』が大きく関わっています。

 

『社会の変化』

近年、数多くの震災に見舞われてきた日本は、被災地の早急な復興事業が必要とされています。そんな中、設計が終わった段階で入札が始まり、やっと工事が始まり…という段階を踏んでいては、時間がかかってしまいます。新しい商業施設やクリニック建築とは違い、人々の生活が密接に関わっている以上、早急に進めていく必要があります。
また、東京オリンピックも大きなポイントでしょう。オリンピック開催までに、関連施設の計画、設計、建築を進めようとした場合、スムーズに進めていくために設計と施工を一括で行うことで短縮できるフローを省く必要があります。

『生産性と品質管理の見直し』

早急な建築にも付随しますが、より質の高い建物を設計、施工しようとした場合、設計と施工元がバラバラでは密なコミュニケーションをとることができないことが多々あります。それによって時間のロス、意思疎通がうまくいっていないことから生じる計画や資金繰りの微調整、均一化されない品質、などをこまめに修正していく必要がどうしても生じてしまいます。

これらの流れを元に、公共工事の品質確保の促進に関する法律によって、公共事業でもデザインビルドの導入が進んでいきました。

デザインビルド方式は、設計や施工が一元化されます。これによって、連携を綿密にとることができるためより質の高い建物を建設することができます。
設計をしてから施工者を決めるわけではないので、時間のロスを大幅に防ぐことができます。また、設計をしながら必要な施工材料を集め、計算していくこともできます。さらに、設計者の意図をくみ取った施工、技術を活かすことができる施工などができるようになります。
価格と技術を総合的に見た上での設計を行うことで、より質の高いものを造りあげることができるのです。

 

 

 

 

デザインビルドのメリット

横松建築設計事務所は、設計から施工、監理まで一元化して行ってきています。それには、大きなメリットがあるからです。

 

メリット① 発注者調整業務の負担が減る

もし、設計元と施工元が別々であれば、施工の中での費用の調整、設計に対する認識のズレによって起こる追加工事の調整など、様々な調整を発注元が行わなければなりません。
設計も施工も一元管理をしていることで、随時調整していくことができます。そのため、どこかに大きな負担がかかったり、調整に時間がかかったりしてしまう…ということが生じにくくなります。負担が減ることにより、本来の業務に集中することができ、スムーズに仕事を進めていくことができます。

メリット② 設計、施工期間を短縮することができる

いくつもの業者、やりとりなどを挟むことがないので、それだけ時間を短縮することができます。いくつもの設計を同時進行している場合、スムーズなコミュニケーションをとりながらいかに効率良く計画を進めていくかが重要です。一元管理することによって、すべての設計、施工にかかる時間を今までよりも格段に短くすることができます。

メリット③ コストを削減することができる

デザインビルド方式を取り入れることで、設計段階から施工を考慮した品質管理や計画をすることができます。得意とする工法を取り入れたり、無駄のない資材調達をしたりと自社に合った設計をするため、不要なコストは削減できます。また、施工者が得意な工法を取り入れた設計で進めていくことができるので、より良い品質を保つことができます。

このように、時間やコストなど、多くの不要なステップを省くことができるのです。

デザインビルドに求められる課題とは

一元管理できるからこその良さがたくさんあるのですが、もちろん改善していく部分、今後の課題としてあげられることも幾つかあります。これらを一つずつ解消していくことで、デザインビルド工法を取り入れる良さというものは際立ってくるのです。

 

・見積もり条件の認識の相違

依頼を受けた時点で、見積もり条件や設計面での相違があった場合、相違に気付くことなく物事が進んでいってしまう、というリスクがあります。
一元管理していなければ、外部の目が入ることによって比較的初期段階で気付くこともできるのですが、それができない場合、発注を受ける段階で細部まで認識のすり合わせを行う必要があります。

・認識、設定漏れの増額リスク

そして、発注者と受注者の認識に相違があったり漏れがあったりした場合、軌道修正のための増額につながる恐れもあります。時間やコスト削減のために行っているものにも関わらず、増額となっては本末転倒でしょう。

・コストや品質に関する責任の不明確さ

しっかりとした打ち合わせや計画を立てて建築計画を進めていても、発注者側が設計や施工を全て託してしまう場合もあります。こうなった場合、本来は発注者が負うべきコストの責任、品質確保に関する責任が果たされることなく後のトラブルにもなりかねません。

多くの理想を実現できる存在として

設計から建築、監理まで一貫して行われることで、どこでどういったプロジェクトが進み、コストはどうなっているのかをすぐ把握することができます。それだけでなく、もし設計段階からの修正が生じたとしてもすぐに対応することで、増額リスクを避け責任を持ってニーズに応えていくことができます。

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