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評価される幼稚園とは|建築とコミュニティとの関係

自治体の中において幼稚園の建築を求められている、現在空いている土地を有効に活用したい、何か安定的に収益が見込める事業を行いたい…など様々な理由の元で行われる幼稚園経営。永続的に事業として続けていくためには、建築においてのポイントを押さえておく必要があります。
今回は、子どもや保護者、地域から評価される幼稚園とはどのようなものなのかをご紹介します。

このコラムのポイント
・幼稚園は子どもが多くの経験をし、心身の発達を促す場所です。その子どもたちが過ごす園舎は、魅力ある学びの多い施設である必要があります。
・幼稚園建築を進める上では、立てる場所やデザイン、関わる人々の目線、安全面などを意識しましょう。
・幼稚園関係者、オーナー、建築士という様々なプロの目線を合わせた幼稚園は、関係者やコミュニティからしっかりと評価される幼稚園となるでしょう。

幼稚園建築のポイント

幼稚園は3〜6歳の子どもが毎日過ごすことで多くの経験をし、心身の発達を促す場所です。

学校教育の始まりの場

幼稚園は、小学校と同じく学校教育法では『学校』とされています。
3歳から小学校入学前までの子どもが、教育課程に基づく教育が受けられる場です。
子どもは3歳頃になると、まわりへの興味や関心が深まります。また、人とのつながりが急速に広がることで自立に向かい始めます。こういった発達を踏まえて,集団生活を通し、協調性や可能性を伸ばしていく場所です。
幼稚園で主に行うことは『遊び』です。大人が考える遊びとは異なり、子どもの遊びは様々な遊びを通じて人との関わりを学んだり、語彙力や感性、創造性を磨いたりするきっかけとなるものです。しっかりと遊ぶことで、生きる力や人間性を身につけ、小学校以降の学習の基盤を作っています。

幼稚園の建築、経営を進めていく上では、これらを意識した上で、独自性をだしていく必要があります。幼稚園の建築は、これらを育てる礎となる場所作りと言えます。

では、幼稚園建築を進める上でのポイントをご紹介します。

 

関わる人々の目線を意識する

幼稚園は、幅広い世代の人が利用する施設です。その中でも常にその場で過ごすのは、『子ども』『保護者』『幼稚園教諭』でしょう。

まずは子どもたちが遊びやすい、過ごしやすいものにしましょう。子供達にとっては、自分たちが数年を過ごした思い出の場所です。今でも、自分が通った幼稚園は覚えている方が多いのではないでしょうか。子ども目線で過ごしやすい工夫がしっかりとなされているだけでも、幼稚園としての役割が果たされています。

そして、保護者目線から見て、安心感を抱くことができる、安全な場所であることはとても重要です。また、明るく洗練されたイメージで子どもたちのことを考え配慮された設計か、そんな親としての気持ちを満たすことができる場である必要があります。

さらに、幼稚園教諭にとっては働きやすく、子どもたちに目が行き届けやすい環境である必要があります。幼稚園教諭の視界をさえぎらないような作りにするとともに、スムーズな導線を作り上げることができるような園舎にしましょう。
それぞれの目線を意識した施設にしていきましょう。

どこに建てるか

どこに幼稚園を建てるかはその後の幼稚園のイメージや、保護者に選ばれるか、安全面はどうか、など多くの部分で幼稚園経営を左右します。 どこの地域に開園するか、他の競合園との差別化やポジショニングはどうするか、も重要です。例えば、シニア世代が多いエリアは後々園児の確保が難しくなっていきます。少子化が当たり前になってしまっている現状では、長期的に子どもが通い続けることができる場所であるかをシミレーションしてみましょう。また、構想している教育理念が価値として受け入れられるようなプラスに働くようなエリアや、独自の教育方針が周りの競合園との差別化が出来るポジションを狙っていくことができる場所を狙って建てていきましょう。
開園してしまえば、多くの待機児童が流れてくる可能性も高く、園児を集めることは難しくないかもしれません。ただ、継続的に安定して園児を集め、選ばれる園にしていくためには建てる場所はとても重要です。

 

デザイン

幼稚園は、子どもが遊び学ぶ場所。それだけを考えればシンプルな施設でいいのでは、と思うかもしれませんが、デザイン性も重要です。ネットで検索をしてみると、デザイン性の高い幼稚園、他とは異なるデザインの幼稚園などのまとめサイトが散見します。
外観はもちろんのこと、園内もデザイン性の高いおしゃれな幼稚園が今や求められています。教育という中身が整っていればいいだけではないのです。園舎や園庭だけではなく、毎日使う保育室、下駄箱、トイレなどの設備が整っているか、遊具がセンスよく配置されているか、机や椅子、ロッカーの使いやすさやサイズ感なども重視されています。

 

地域のシンボル

子どもたちが毎日を過ごし、多くの保護者の方が行き交う幼稚園。ここでは地域の高齢の方を招いてのお話会や、餅つき、運動会など、多くの行事が行われています。これらの行事は、地域の方々にとっても楽しみであり活力となるものでもあるのです。
また、地域の見守り隊として通園時の交通安全に配慮した活動や、見回りを率先してして下さるなど、多くの地域の方が幼稚園との関係を築いています。
多くの地域の方々が利用したい、またここに来よう、良好な関係を築きたいと思えるような、地域のシンボルとしての役割も果たすことも踏まえた施設にしましょう。

 

安全性が第一

安全面は第一です。いくら幼稚園教諭がいるからといって、目が行き届かない場合もありますし、思ってもみないことをするのが子どもです。設計段階で、大きな段差が生まれていないか、子どもなら挟まりそうな隙間は生まれていないか、防ぐことができる死角はないか、などに気をつけましょう。
安全面に配慮された施設は、大切な子どもを預ける保護者の気持ちを掴みますし、事業としてのリスクマネジメントにもなります。

こういったポイントを押さえ、幼稚園建築を進めていきましょう。

 

性能とデザイン性の両立

子どもたちにのびのびと過ごしてほしい、遊びを通じて健やかに成長してほしい。そんな思いは、子供に関わる誰もが抱く思いではないでしょうか。
木材を使ったぬくもりを感じる空間、統一された机や椅子、柔らかな色合い、安全に配慮した設備など、毎日を過ごす場所だからこそ内装や設備にも十分な配慮が必要とされています。

幼稚園設計を進めていく場合、経営者や園長先生、現場の先生方の、現場に即したプロとしての意見と、建築家や設計事務所の建物のプロとしての意見をしっかりと汲み取りながら進めていきましょう。

物理的に難しい場合ももちろんありますが、両者が作り上げようとするものが上手く融合することで、より良い幼稚園、評価される幼稚園が実現します。

新たな価値と経験の提供

幼稚園を建築し、子どもたちや地域の方々に対し新たな経験の場を作り上げるという喜び、経営者や土地オーナーとして新たな価値を経験することができるという喜びは、何事にも変えがたいものではないでしょうか。

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専務取締役 横松邦明

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