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後悔しないために…クリニックの内装で注意すべきこととは

POINT
・クリニックの内装は、デザイン性だけでなく動線や収納、音に配慮することが重要です。
・内装にしっかりとこだわることで、患者様に配慮しているという意思表示や安心感の創出につながります。
・このコラムを読んで頂くことで、クリニックを開業する際、患者様の目線を持ちながら、物理的に働きやすい
環境のクリニックを作り上げる引き出しとなります。
開業を決意し、外装や内装にしっかりとこだわったクリニック。実際に機能し始めてから、
不便を感じることが多い、結局改装する羽目になった…という事態は極力避けたいですよね。

後々後悔しないために、クリニック開業時、特に内装部分ではどのような点に気をつけるとよいのでしょうか。

クリニックに必要な機能性

クリニックの診療技術の高さや専門性の高さはもちろんのこと、
外から見た時の個性的なデザインで洗練された佇まいであるということも、評価され選ばれる対象となっています。
そしてそれは、集客にも大いに影響を及ぼすこととなります。
現代では、SNSをうまく活用する事によって、クリニックを拡散してもらい病院について紹介してもらう、
知ってもらうことができるようになりました。

実際に個性的なデザインの建物は、見た目のお洒落さだけで拡散され、認知度を上げています。

このように、外観はクリニックの印象を大きく左右します。
ただそれだけではなく、実際に来院された方がクリニックに対してどう感じ、
今後も継続して来院しようと思うかどうかは、内装も大きな影響を与えます。

クリニックで実際に働く医師、看護師が働きやすい環境が整いイキイキと働いていることは、
来院された方にポジティブな印象を与えます。
それが、不便を感じながら働く姿だとどうでしょうか。また、居心地の悪い診察室、診察内容だとどうでしょうか。

可能な限り整えられる部分は整えた上で、クリニックの内装は決めていきましょう。

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内装で気をつけたいこと4選

では、どのような部分に気をつけたいかをご紹介します。

① カルテ棚は広く確保する

電子カルテ化が一般的になった現代。新規開業するほとんどのクリニックが、開業時に電子カルテを導入しています。
また、ペーパーレス化ということで既存のカルテを無くしていく方向のクリニックも多いでしょう。

実際には、たくさんのメーカーが電子カルテを販売し、電子カルテの普及を狙っています。
しかし医療機関全体を見渡してみると、実際の電子カルテの普及率は意外と低い状況のようです。

増えるものと考えて設置する

電子カルテを導入するので、うちのカルテ棚はそこまで大きくなくていい…と思うかもしれません。
しかし、電子カルテで患者さんの情報を残していくと決めていても、
診察内容や病種によっては紙に印刷した上で保管する場合もあります。
そして、クリニック運営を続けていくうちに、電子カルテだけでは不便が生じる、という声が現場から挙がる可能性もあります。
また、すでにカルテのストックの多いクリニックの場合、古いカルテをストックしておく場所も必要となります。
いずれにしろ、カルテは増えるものと想定し、ある程度のスペース確保は必要です。

見せる収納、見せない工夫

カルテ棚は、受付スタッフの方が使いやすいように受付の後ろや横の棚に基本的に配置されます。
個人情報が詰まっているので、見えない場所に収納する方が安心、という関係者の方も多いでしょう。

あえて見える場所に収納する、という方法もあります。受付スタッフの後ろに、
大きく棚を設け色別にカルテを収納していきます。
個人情報なので、中身が見えないような配慮は最低限行います。
最初は開いているスペースが多かったものが、開業後数年経つとカルテでいっぱいになり、
鮮やかなカラーのグラデーションが印象的な棚に…というように、カルテ棚を育てる事もできます。
クリニックの足跡として、常に目に入る場所にあるので持つベーションにもいい影響を与えるでしょう。

カルテを見せる、見せないのいずれの収納方法であれ、カルテ棚、保管スペースは広く確保しておきましょう。

カルテ棚と同様、薬剤倉庫のスペースが少なく、収納に困るという場合も多いようです。
その場で過ごし続ける以上、ものはだんだんと増えていくことも念頭に置いた上で内装を決めましょう。

② 診療室はとにかく広くする

来院される方の年齢層を考慮して、無理なくスムーズにクリニック内を移動できるように動線設計をしましょう。
そのためにも、診察室は広く確保するようにしましょう。

自由に歩行ができ、不自由なく日常生活を送る人の目線、動線だけでクリニック内の導線設計をしてしまうと、
車椅子の方、妊婦さんなどは行動し辛く、ストレスとなってしまいます。
少し配慮して診察室を広くすることで、ストレスは軽減することができます。
明確でわかりやすく、広々とした動線を確保することで、車椅子や年齢に関わらず、利用しやすいクリニックとなります。

③ 防音対策をしっかりと行う

クリニックは、身体や心の状態、家族構成やその関係性、診療方針など、プライベートな内容が多く話される場所です。
内容を、周りの人に聞かれたくないという方がほとんどでしょう。
そのため、防音にはしっかりと配慮する必要があります。

隙間を無くす

音は空気を伝わって聞こえます。そのため、少しでも隙間があるとそこから音は漏れます。
パーテーションを設置しているので大丈夫、と思っている方もいらっしゃいますが、
パーテーションの周りに大きな隙間があればそこから音は漏れてしまいます。
遮音対策として有効なのは、隙間を可能な限りなくす、ということです。

密室であるにも関わらず、隣の部屋から会話が漏れる場合、遮音している素材が軽いことが考えられます。
音漏れには、素材の密度、重さが関係してきます。
カーテンのような薄く軽い素材であれば、音は漏れやすくなります。
カーテンであれば、暑く、重いものを使用することで、音漏れはある程度防ぐことができます。
クリニック待合室と診察室を、カーテンだけで仕切っている場合は、会話は筒抜けと思っておいた方が良さそうです。

また、内装の形状や材質によって、共鳴、振動しやすい音があります。
普段は影響がなくても、患者様の声の高さやトーンによって共鳴、振動してしまう場合があります。
そういった場合に備えて、マスキング効果を有効ない活用する方法があります。

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マスキング効果とは

2つの音が重なった時、ある周波数帯域の音が同じ周波数帯域の音を聴こえにくくする、
耳の構造上から起こりえる生理現象です。
この特徴は、騒音対策にも用いられており、音が気になる場合に、別の音を発生させてカモフラージュさせるなどして活用されています。

このマスキング効果を用い、診察室内のBGMの周波数帯域を調整し、人の声をマスキングしやすいように工夫することができます。

④ 衛生面に配慮している意思表示

清潔感、衛生面は、クリニックだからこそ求められる対策です。
初期投資を惜しんだがために、後々、改築することにならないよう最初の段階で行っておきましょう。
また、患者様に配慮しているという意思表示や安心感の創出にもつながります。
据付型の消毒装置を設置したり、花粉やPM2.5、ウィルス等を遮断する為のエアーカーテンを入り口に設置したりとすることができます。

専門知識を存分に活かした内装設計を

内装と一言で言っても、設備と法律、業務効率化、クリニックのイメージ形成など、内容は多岐にわたります。
そこを全体的にカバーすることができる、専門性のある建築士や設計事務所とともにクリニック開業を進めることで、
より理想的なクリニックが形となっていくでしょう。

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専務取締役 横松邦明

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