媒介(仲介)業者の役割と責任

媒介(仲介)業者の役割と責任

 

通常の消費者の方は、不動産の取引の経験がある人は少なく、不動産を売却したり、購入したりするときにはどうすればよいのか、安心して安全に取引を行うにはどんなことに注意すればよいのかが分からないのが通常です。

 

そこで、不動産の売却、購入に際しては、不動産取引の専門家である宅建業者に仲介をいらいしています(新築分譲住宅などの売主が宅建業者の場合は、売主と直接取引を行うことも多い)。売却・購入の依頼を受けた宅建業者はトラブル防止、取引の安心・安全・確実な履行のために必要な業務を行います。

売主と買主が直接取引を行っても違法ではありませんが、金額が高額である不動産取引ではトラブルも大きくなることが多いため、専門家である宅建業者を仲介にした方が安全です。

 

売却・購入の依頼を受けた仲介業者の業務・役割

・取引物件に関する調査

・取引の相手方(売主又は買主)の検索-インターネット・公告など

・売買の相手方との交渉(契約交渉、契約物件の調整・助言)-購入申込、売渡承諾

・購入希望者に対する重要事項説明書の交付・説明-買主の取引の判断

・合意された契約条件に基づく売買契約書(案)の作成・提示

・売買契約の締結-本人確認、手付金の授受

・決済に向けての売主・買主の履歴準備の補助-借入手続、境界確認・設置…他

・決済・引渡しの準備-決済日時・場所の調整・通知、司法書士の手配…他

・決済・引渡しの業務補助-公租公課などの精算

 

※売買契約の成立により仲介業者には報酬(仲介手数料)の請求権が生じます

 

仲介業者の責任

仲介業者の業務は契約を成立させるだけではなく、契約成立後は、決済に向けて売主・買主の補助をしながら、取引を安全に確実に完了させる責任があります。仲介業者には宅建業法上の義務を確実に遂行することはもちろんのこと、取引当事者が不測の損害を被らないように必要な助言を行い、必要な措置を講じることが求められています(仲介業者の助言義務)。これらの助言義務は、仲介業者の業務上の一般的注意義務と解されています。

専務取締役 横松邦明

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