ローンの返済期間
住宅ローンの返済期間ですが、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)が行ったアンケートでは、約55%の人が35年ローンを選択したそうです。30歳でローンを組んで、完済するのが65歳。現時点では定年してから、ローンがなくなる人が多いということですね。今後の定年が65歳であるとは思えませんが。正直70歳ぐらいまで引きあがりそうな気はしますが。
この返済期間35年ですが、通常の木造住宅の耐用年数は、国土交通省の「平成20年版建設白書」によると、約30年と記されています。平成8年度では26年だったので、少しずつ延びています。
こうした長い期間ではいろいろな出来事が発生する可能性があります。
・子供の教育費
・年金の支給時期と金額
・病気
・死亡
・固定資産税
・定年と退職金
・相続と相続財産
などなど
子供が高校入学、大学入学すれば学費や仕送りの費用などがかかります。思いもよらない病気にかかる。リストラされて収入がなくなるなど。どのようなリスクが発生しそうで、それに対しての対応など。保険に入る、教育ローンを組む。いろいろと考えていてもいいかと思います。
返済が滞ったら最後、銀行は機械的に、抵当権を実行し、マイホームを売却した代金から住宅ローンの貸付金を回収したりもします。
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