コンパクトシティ

コンパクトシティ

 

都市的土地利用の郊外への拡大を抑制すると同時に中心市街地の活性化が図られた、生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市、もしくはそれを目指した都市政策のことである(wikipediaより)

2010年に出版された「デフレの正体」著・藻谷浩介のおわりに「コンパクトシティ」について触れてあったので調べてみました。

生産年齢人口減少によってデフレの正体が説明できる。ここまで言い切ると少々御幣がありますが、要約するとこれにつきます。原因説明だけでなく、どうしたらいいのかを説明してあるとても面白い本です。

本の中では、日本は生産年齢人口が減少期に突入。将来的に生産年齢人口が3-4割減った後の国土の姿について、戦後半世紀を支配した、都市開発地域拡大・容積率上昇・土地神話といったものは、すべて崩壊する。人口減少に合わせて都市開発地域を縮小し、旧来の市街地や農山村集落を再生し、中途半端な郊外開発地は田園や林野に戻すこと(コンパクトシティ化)が各地で進むと書かれています。その中で、戦後日本が失ってきた最大の資源である美しい田園景観と、それぞれがちゃんと個性を持った都市景観の復活が図られます。容積率を下げて、安普請の高層建築物をスカイラインの整った中低層建築物、それも耐震性の高い高品質の建物に建て直す「減築」も当たり前になるでしょう。と書かれています。

 

たしかに、20世紀のように人口増加、人口ボーナスの時代に合わせた国土計画は成り立たないことは明らかです。従来のように都市開発をしても人口は減っている。人口年齢比も高齢者が多くなる。交通手段も従来の車以外も考えていかなければなりません。東京のように交通の整っているところよりも、栃木ではどうなるのであろう。基本、車での移動が基本でそれ以外の移動手段は電車やバスになりますが、正直不便さは残ります。そういった場合、市街地などに住んでいくのが自然な流れになるような気がします。ただ、容積率を下げるとかなどは都内の話で、地方都市であると逆になるような気がします。

 

また、生産年齢人口=土地利用者の減少に伴う地価の著しい下落と、土地を保有するだけで利益を得てきた世代の死去に伴い、不動産取引はずっと流動化すると考えられます。定期借地の普及による「土地の所有と利用の分離」の常態化、土地ではなく建物の生む収益による不動産評価手法の定着、ごね得地権者の消滅による非耐震建築物建て替えの迅速化、などが期待されますと書かれています。

 

地方都市に住む者として、都市の衰退化。町が寂れていくのは、とても不安になります。30年後、50年後にどのような町になっているのか、不安もありますが、流れに取り残されないように頑張っていきたいです。

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