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新潟県でこども園を木造建築で建てる|木造のメリット

こども園を開園する際、建築基準法やまちづくり条例、児童福祉法や認定こども園法に準じるなど様々な法令が絡み合っています。現在、日本ではこども園など特殊建築物を『木造』することも推進されています。

今回『木造』で建てることが、子どもにとっても、まちづくりとしても、コストとしてもメリットがあります。どんなメリットがあるのか、具体的にお伝えします。

『木』を使うこと

これまで『木』を使うことは、自然を破壊する行為として考えられていましたが、今昭和時代に植えられた木、人工林も成長してきました。
おかげで日本は豊かな自然資源に恵まれることとなり、今度は資源を”活用すること”が求められています。

『木』の伐採は、これから大きくなろうとする『木』にとっても有効です。
『木』の成長には、雨・水だけではなく、太陽の光も必要ですが、成長した大きな木・葉が光を遮り、小さな『木』は十分な光を受けられず、成長できません。
小さな『木』にとって、大きな『木』が脅威であるため、人の手で伐採してもらわないといけないのです。
もちろん伐採後の跡地には、新たな『木』を植え、長期的に森を・自然を守っていきます。

そして伐採された『木』の活用法として、今建物で『木造』することが推進されています。

木造のメリット

■環境保全(森のサイクルを守れる)
■人の心身によい影響を与える
■空間の快適性を向上させる
■勉強や仕事など集中しやすい
■建物を長く使える
■安全性や防音対策
■美しさ
■デザイン・設計の幅が広い
■低コスト

上記8点もメリットがあります。具体的にそれぞれお話します。

環境保全(森のサイクルを守れる)

冒頭でお伝えしている通りですが、日本の国土の約70%が森林であり、その森林の約40%が人工林です。
「伐採」と「活用」、「植栽」を繰り返すことが、地球温暖化を防止し、今後の日本の未来へと繋がっていきます。

さる国連で採択されたSDGs(エス・ディー・ジーズ/持続可能な開発目標)として掲げる15番目の<陸の豊かさを守ろう>に含まれる森林の持続可能な管理、持続可能な利用の推進にも合致する内容です。

人の心身によい影響を与える

「木」の香りは、アロマテラピーでも知られるようにリラックス効果がありますし、木の種類にもよりますが、免疫細胞の働きを上昇させた実験結果も出ています。
木の部屋では、睡眠の質も向上することが分かっていますから、お昼寝の時間がある『こども園』『保育園』にあると、子どもたちにとってもいい環境となります。

空間の快適性を向上させる

「木」は呼吸をすることで、空気中の水分を吸収したり、反対に水分を放出します。
壁や柱などふんだんに使うことで、室内は、「木」の呼吸により湿度が一定に保たれます。住宅でも聞く”夏は涼しく、冬は暖かい”状態であるのと同じです。

もちろん建物の構造上で、高気密・高断熱にすることも大切ですが、湿度が一定に保たれるだけで、体感はずいぶんと変わります。

汗をよくかく子どもたちが、夏でもベタベタせず元気に裸足でも動けますし、冬でも裸足での運動もさせやすくなります。

勉強や仕事など集中しやすい

保育の時間の中で、運動することもありますが、造形の時間だったり、字の練習をすることもあるでしょう。
「木」の香りにも関係があると思いますが、木造校舎で子どもたちに、勉強や休憩を繰り返すある実験が行われた際には、集中力が高く、疲れを感じにくいという結果が出されています。

建物を長く使える

有名な話ではありますが、法隆寺が日本最古の『木造』建築であり、今なお現存しています。
なんと築1,400年を超えています。メンテナンスは行われていますが、建物としては申し分なく丈夫といえます。

安全性や防音対策

石垣と比較して考えていただくとイメージしやすいと思います。

地震が起きた際に石垣にひびが入ってしまい、倒壊が起こり、通行人を巻き込むだ事例があったかと思います。頑丈がゆえに、倒壊しにくいと考え採用されてきました。
しかし、石垣部分を「木」に変えることで、惨事を起こす可能性は低くなります。

防音効果に関しては、認知度は低いのですが、「木」には音を吸収する働きもあります。
低音・中音・高音をバランスよく吸収する働きがあるため、ノイズの軽減に役立ち、子どもたちの声から、ピアノの音などこども園では様々な音がでる場所ですので、周辺対策としても有益です。

美しさ

ブックカフェ

「木」の建物、内装には、あたたかみを感じますし、木目の美しさには心が惹かれます。
有機質ならではの美しさに心を委ねるような感覚になり、自然とやさいい気持ちになれるのかと思います。

こども園は、子どもたちにとって”はじめての”社会です。
少なからずストレスを感じやすいですし、自然の美しさに触れることで五感も刺激され、成長を促していける絶好のチャンスとなるでしょう。

デザイン・設計の幅が広い

遊戯室

「木」は基本、使う場所を選びません。狭い場所でも広い場所でも使うことができます。

こども園でも、建てる場所には大小あるでしょうし、子どもたちの遊具をもつくることが可能です。

低コスト

はじめにお伝えしますが、鉄筋やRC造に比べて低コストになる可能性が高いだけであり、時には高くなる場合もあります。

本来、こども園のような安全を第一に考えた建物の場合、防火法の観点からも非常に厳しい制限がかけられています。しかし、技術革新がすすんだこと、法の整備がされたことで、『木造』でも防火法に耐えうるようになりました。

また、『木造』にすることは、住宅建築で使用される資材が多く流通しているため、その資材「木」を使って建てることも可能になっています。
手に入りやすい資材だからこそ、低コストが実現できるのです。

新潟県のこども園のニーズ

少子高齢化が進む日本で、都市圏以外の地域では、深刻化しています。その中で【こども園】を開設しても、園児が集まるのか一番気になるのではないかと思います。

新潟県では、まず待機児童がいるのかが大きな問題ではありますが、ゼロであるところと、待機児童が依然として発生していますので、子育て世帯から考えても大いにニーズがあるでしょう。

子育て世帯にとってのこども園

子育て世帯=働く世代であり、共働き家庭が増加しています。0歳児から満3歳児未満を受け入れる保育園を探すことも大変ですし、
転園のリスクがあります。

こども園の多くは0歳児から就学前まで受け入れ、「保育」と「教育」を合わせた施設であるため、願ったり叶ったりの施設と位置づけられます。
また保育料に関しても、これまでのの「保育園」と同じシステムであることもポイントです。

自治体の受け入れは

経営者にとって、ニーズがあることも大切ですが、こども園が”認定”されるのかどうかも園児募集の点で大切です。

新潟県では子どもに対する制度・環境の整備も急務と考えられており、地域のニーズとの整合性も調べられますが、積極的に”認定”するように発表していますので、”認定”の見込みは高いと考えられます。

ども園だけなく「木」の部分使用もおすすめ

今回は「こども園」を『木造』にすることを冒頭でお伝えしましたが、塀など一部分や内装で『木造』にすること、「木」を使うもおすすめです。
建物がRC造りや鉄筋だから合わないと思われるのではなく、デザイン・設計の幅が広い『木』だからこそ、マッチングすることもあります。

『木造』のみにこだわるのではなく、何か「木」を使うことはできないか、建築士と相談してみてください。

こちらにお電話をおかけください。

03-5284-7106

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