都賀中央医院 ネムの里

クリニックモールでの開業について

クリニックの開業を考えた際、まず戸建・テナントとどんな形態でクリニックを建設するのか考えなければいけません。
しかし、今戸建・テナントというくくりだけではなく、他の医療機関と連携して運営していくタイプ、『クリニックモール』があります。
『クリニックモール』は、、一つのビルに医療機関のみで形成されている形態とイメージされると思いますが、実際には6つのタイプが存在します。

今回は、どんなタイプの『クリニックモール』があるのか、また建設時における注意点を、建物の視点からご紹介します。

クリニックモールの6つの形態

形態は6つありますが、大きくは戸建クリニックでのタイプは2つ、テナントタイプは4つとわかれます。

<戸建クリニックの2つの形態>
・戸建のクリニックが一つの区画に立ち並ぶクリニックヴィレッジ
・地域医療を構築する医療ドミナント

<テナントクリニックの4つの形態>
・ビル(テナント)内すべてが医療機関の医療ビル
・商業施設の一つのまとまったエリア内に並列する医療モール
・マンションの一階部分にいくつかの医療機関が入るレジデンス併設タイプ
・オフィス街やオフィスビルに医療機関があるオフィス併設タイプ

いずれも、決まった一部分に様々な診療科目のクリニックが立ち並んでいることに違いはありません。

利用する側も、移動を少なくして病院の移動ができますし、経営側からすると、患者さんを集めやすいと双方にメリットがあります。

では、一つずつ詳しく解説します。

クリニックヴィレッジタイプ

一つの敷地内(ブロック)で、敷地の中心に共有の駐車スペースを設け、周りを囲うように戸建のクリニックが立ち並ぶタイプです。
クリニックそれぞれ戸建で建てられますので、設計上統一感は必要なく、ご自身の希望にそうような設計で自由度が高いため、建物の雰囲気が、ある程度想像している方に向いているでしょう。

患者さん視点から考えると、同じ日に医療機関をまたいだ診察が可能なため、例えば耳鼻科のあとに皮膚科に行き、薬を敷地内の処方箋薬局でまとめてもらえるため、利便性が高く、通い続けやすいのです。

医療ドミナントタイプ

クリニックモールの6つの形態の中で、もっとも規模が大きいタイプです。

一見、バラバラに戸建のクリニックが建てられているように思いますが、もともとあるクリニックの近隣に別の診療科目のクリニックが設立され、さらに同じ調剤薬局も利用でき、連携されることで、地域内でのクリニックが集まった場所(医療エリア)としてみなされ、実質的にクリニックモールが形成されるのです。

医療ビルタイプ

少し前から駅前に、もともとあるビルに参入する形態が多かったと思います。ですが、今、駅前ではなく、駅から少し離れた場所に、新たに医療ビル(クリニック専用)を建設するタイプが増えています。

これから建てられる医療ビルの場合、電気配線や容量、給水・排水といったインフラでも整えて設計・建築されますし、建築基準法などに則って建築されますので、現在の法令による弊害のために開業が遅れる心配はありません。
ただし、導入する医療機器によって医療法の制限がある場合がありますので、注意しましょう。

新規の建物の場合、きれいさやバリアフリーなど患者ファーストの設計が最大のメリットとなり、行ってみようと患者さん側からすると興味を持つきっかけとなります。

患者さん視点から考えると、同じ日に医療機関をまたいだ診察が可能なため、例えば耳鼻科のあとに皮膚科に行き、薬を敷地内の処方箋薬局でまとめてもらえるため、利便性が高く、通い続けやすいのです。

商業施設内医療モールタイプ

大きな商業施設の中で、一部を医療機関のみで構成するタイプです。こちらも診療ついでに買い物ができたりと患者の利便性が高いです。またお手洗いや駐車場といった設備が整えられて、利用できるメリットがあります。

ですが、大型医療機器を有するような診療科目によっては参入できない可能性があります。

レジデンス併設タイプ

高齢者向けマンションで、地階に内科などマンション入居者を意識したクリニックをイメージされると分かりやすいと思います。
マンション入居者のかかりつけ医としての役割が強く、安定的に患者さんとして利用してもらえるため、運営を続けやすいと考えられます。

一部の人からはマンション者専用の医療機関として誤認される場合がありますので、マンション入居者以外の方も利用できる旨の宣伝を上手く行う必要があるでしょう。
できる限り開放的な設計を心がけることもポイントです。
利用できるとわかれば、周辺の方のかかりつけ医として運営も続けやすいでしょう。

オフィス併設タイプ

名前のように、オフィスビルの中にいくつかのクリニックがテナントとして参入する形態です。

オフィスビル内のため、患者さんが限定されるのではと疑問に思われるかもしれませんが、慢性疾患を抱えている方にとって、仕事帰り・出勤前に立ち寄れるため、利便性が高いです。駅近くであれば、当該の駅を利用される方だけでなく、途中下車で利用される場合もありますので、専門性の高い診療科目での参入の場合、収益面で安定性が見込めるでしょう。

クリニックは戸建かテナントでの開業か

どちらもメリットデメリットがあり、一概にどちらがいいのか甲乙つけがたいところです。

どちらにせよ、いかに患者ファーストの設計されるかどうかが、大きなポイントです。やはり患者さんが初めてそのクリニックを訪れる際、通える場所か、入りやすいかどうか、きれいかどうかで左右されるからです。

今はネット社会ですから、クリニックを探すのはほぼスマホやPCです。建物とは少し話がずれますが、開業での一つの作業としてHPを作成し、インターネット予約もできるようにしておくといいでしょう。

建物の話に戻りますと、診療科目により、利用される患者さんの年齢層は異なりますが、バリアフリー設計を行うことで、ベビーカーを押してこられる方、車椅子を利用される方でも利用しやすくなります。

例えば、駅前などのビルにテナント参入される場合、新しいビルであれば、あまり気にはならないと思いますが、バリアフリー設計になっていない場合がありますので、
利用者の幅が狭くなる可能性があります。
しかし、オフィス併設タイプであれば、もともと利用者を通勤に利用される人となりますので、バリアフリー設計でなくても患者さんを集めるという点では不要かもしれません。

クリニックで建物がバリアフリーが求められる理由

患者ファーストという観点が強く影響していると考えられますが、日本は高齢社会であること、各地域のまちづくり条例によって定められていることも理由にあります。
入院患者用の病床をつくらない場合、建築基準法としては、一般建築物に該当するため、制限はほとんどかかりませんが、出入り口幅や通路幅はバリアフリー法と同じになるように推奨されています。

クリニックの開業は実績のある建築士とともに

クリニックの開業は、建築基準法をはじめ、医療法やバリアフリー法、まちづくり条例、はたまた消防法などいくつもの法令を確認し、守らなければなりませんから、複雑な手続きが伴います。
やはり、プロの手が必要ですし、同じ事例での実績を持っているのと持っていないのでは、開業までのスピードが異なります。

クリニックの開業は、どんな形態であれ、地域に必要とされる診療科目はなにかを調査し、他の付近とのクリニックとの連携がとても大切です。
どんな調査が必要なのか、他クリニックとの連携の方法なども教えてもらえたりしますので、できる限り早い段から建築事務所に相談しましょう。

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専務取締役 横松邦明

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